第66話

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2020/06/26 13:14
神山side











普段涙を流すタイプではない先生が、涙を流していた。









先生「仲間を、傷つけてしまうかもしれないんだよ。それでもいいの?」
神山智洋
神山智洋
いいよ.....
先生「感謝の気持ちは伝えてある?」
神山智洋
神山智洋
手紙に書いたから、先生は俺が居なくなったらそれをみんなに渡して。
先生「智洋くんがそう決めてるなら先生はそれでいいと思う。でも、1つ条件がある。」
神山智洋
神山智洋
なに?
先生「最低限濵田くんがしっかり目を覚ますまで、智洋くんは生きないとダメ。」
神山智洋
神山智洋
わかった。
神山智洋
神山智洋
このこと、絶対にみんなに言わないでね。
先生「うん。」
神山智洋
神山智洋
じゃあ、もう寝るからまたあした。
先生「何かあったら言ってね。おやすみ。」














これで、先生にもはっきりと伝えられたし、心がスッキリした。










みんなともっと色々なことをしたかった気持ちはあるけど、もう俺はええ。












早く楽になりたいし、何より抗がん剤とかして俺のこの姿が変わって欲しくない。












だから俺は自ら「死」を選んだ。












みんな、幸せになってな。











ジャニーズWESTは国民的アイドルになるって信じてるから。

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