作者
アンケートに答えてくださった皆様、ありがとうございました。
アンケートの結果、神ちゃんのやりたい事の2つ目から7つ目はこの物語が完結した後に、番外編として出すことにしました。
今回は、神ちゃんのやりたい事の1つ目のメンバーとの会食へ行く前の様子をお届けします!
では、どうぞ。
濵田side
この日の夜に、照史たちがまた来てくれたから神ちゃんのやりたい事をいなかったみんなに話した。
日程とか合わせたら、一番最初にできるのはメンバーとの会食になった。
会食の日は、今日から3日後。
ちょうど、その日に淳太も退院するらしいで!
俺も、早く回復して退院しないとやな。
しげと流星の主治医の先生に聞いたら、最近は重い発作とか出てないからその日の体調が良ければ全然行けるって、言われた。
神ちゃんの先生も忙しいんやな。
神ちゃんの先生は、まだ会えてへんねん。
いつものように飲み物を買ったあと、ナースステーションを覗きに行った。
あ、、先生や!
俺が大きな声で呼ぶと、先生はこっちに振り向いた。
先生「全然大丈夫ですよ。」
そう言って俺の側へ来た。
先生「そうなんですね。ここじゃあれだから、静かなところ行きましょうか。」
俺たちは屋上に来た。
先生「それで、話っていうのは?」
先生「はい。」
先生は、「うーん。」としばらく悩んでいた。
先生「智洋くんがやりたいことなら先生は許可しても大丈夫ですよ。」
先生「ただし、条件をつけましょう。」
先生「当日、智洋くんの体調が少しでも悪かったら、智洋くんに外出許可はできません。
出かけたとして、発作が出てしまった時のために、彼にも持たせるんですが、薬と吸入器などを皆さんが管理して、皆さんが応急処置のできるような準備をしてください。
あと、智洋くんは体力が低下してきています。可能であれば、車椅子を使っての移動にしてください。」
先生「なんかあったらこっちにすぐ連絡くださいね。
智洋くんのやりたいこと、沢山叶えてあげてください。」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。