第102話

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2020/10/15 12:39
神山side







ガラガラ











先生「智洋くん、検査の準備ができたからこれから始めるね。いつもの場所に来てくれる?」
神山智洋
神山智洋
わかった。
藤井流星
藤井流星
神ちゃん検査なん?
神山智洋
神山智洋
せやで。急に決まってさ。
神山智洋
神山智洋
行ってくるな。
小瀧望
小瀧望
行ってらっしゃい。
藤井流星
藤井流星
行ってらっしゃい。
中間淳太
中間淳太
行ってらっしゃい。
濵田崇裕
濵田崇裕
行ってらっしゃい。















俺は病室を出て検査の部屋に向かった。




検査の時はだいたい暴れて、苦しくなって、先生に酸素マスクつけてもらって、説得されての繰り返し。

 










自分だって、苦しくなりたくないのにそれよりも恐怖とか不安とかが勝って、結局暴れて苦しくなってまう。












毎回、今回はそうならないように、って思ってからやんねんけどいざ検査の部屋に行くと暴れる。














嫌やな。











そう思いながら廊下を歩いていると村上先生のいる耳鼻咽喉科の辺りにきた。
看護師
重岡さん心肺停止です!
村上先生
了解!至急そっちに向かう。











しげまた心肺停止?










えっ.............?







なんか濵ちゃんと淳太がもう1回しげが心肺停止になったら助かる確率は15%って言ってなかったっけ?











しげ、、、
神山智洋
神山智洋
先生、俺一旦戻ってええ?








先生「大丈夫だよ。」












先生は俺の気持ちに気付いたらしく、戻ることを許可してくれた。










焦る看護師の声、、たまにしか見ない村上先生の真剣な顔。









俺の頭の中でその場面がずっと再生されていた。











早く戻ってみんなに言わへんと。











病室に着いた。







ガラガラ
中間淳太
中間淳太
神ちゃんどうしたん?
神山智洋
神山智洋
しげが、、、、、

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