第4話

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2021/04/06 05:58
目隠しさん
ねぇ、君、ちょっといいかな。
目を隠していて、高身長の白髪さんに話しかけられた。
十六夜咲夜
十六夜咲夜
なんですか目隠しさん。
目隠しさん
ちょーっと君についてきて貰いたいんだよね。
"言うことが不審者のアレ"
十六夜咲夜
十六夜咲夜
え……不審者……?
目隠しさん
ちがうよ?
目隠しさん
君あれ祓ったよね?
十六夜咲夜
十六夜咲夜
どれですか?
あれが呪霊だということは分かったが、関わりたくなかったので分からないフリをした。
目隠しさん
いや、嘘吐かなくていいよ?
十六夜咲夜
十六夜咲夜
嘘など吐いていません
と真顔でいう。
目隠しさん
えー?そんなこと言うなら強行突破するよ。
目隠しさんが腕を掴もうとしてきた。
時を止めて、10m間をとる。
目隠しさん
…!………。瞬間移動?
十六夜咲夜
十六夜咲夜
人にはそう見えますが……、正しくは「時を止めた」です。
目隠しさん
すごいね。術式?
十六夜咲夜
十六夜咲夜
?……術式とは?
十六夜咲夜
十六夜咲夜
まぁ、逃げさせてもらいます。
目隠しさん
あっ………!




ーーーーー


十六夜咲夜
十六夜咲夜
………ふぅ。
これで逃げれたかしら。
十六夜咲夜
十六夜咲夜
追ってこないといいのだけれど。


ーーーーー


しばらく、歩いていると宿のようなものを見つけた。
入ってみる。
十六夜咲夜
十六夜咲夜
あの、部屋空いてますか?
店員
はい。空いてますよ。泊まりますか?
十六夜咲夜
十六夜咲夜
はい。1泊お願いします。


ーーーー




ガチャリと音を立てた。
十六夜咲夜
十六夜咲夜
結構綺麗ね。
ソファに腰を掛ける。
十六夜咲夜
十六夜咲夜
はぁ。昼寝たから全く眠くないわ。
部屋にある時計を見ると、8時過ぎを指していた。
十六夜咲夜
十六夜咲夜
暇ね…。







…………………。





十六夜咲夜
十六夜咲夜
紫ー?
八雲紫
………んー?何ー?
十六夜咲夜
十六夜咲夜
暇だわ。
八雲紫
………それはどうも出来ないわ。
十六夜咲夜
十六夜咲夜
…あっそうだ。幻想郷の事とかこの世界の人間に話していいの?
八雲紫
あんま話さないで欲しいけど……、話さざるを得なかったら仕方なくいいわよ。
十六夜咲夜
十六夜咲夜
ん、分かったわ。
八雲紫
じゃ、私は戻るわね。
十六夜咲夜
十六夜咲夜
分かったわ。




………暇。






十六夜咲夜
十六夜咲夜
お嬢様たち、今何してるのかしら。

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