無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第18話

意志
 木下さんはイケメンふたりの登場に少し驚いたが、絶好のチャンス到来にニヤリと笑った。
木下 貴子
ねえねえ、あたしも一緒にお昼ごはん食べたいの。混ぜてくれない?
 これが表と裏の違い……。

 私も女子だけど、やっぱり女子って怖い。







 じゃなくて、小原くんと松浦くんの反応は!?
小原くん
断る
松浦くん
ごめんね。今日は俺と小原とメグちゃんで食べる約束だから。ね、メグちゃん
 ひええ、今メグちゃんて呼ばないでー!


 でも、そのおかげで木下さんはひるんだ。このチャンスを逃すわけにはいかない!

 木下さんの横を通りすぎ、小原くんと松浦くんにかけよった。
山本 萌
待たせてごめん。行こう!
小原くん
ああ。腹が減って死にそうだ
松浦くん
それならもっと急がないとな
 私たちは屋上へ向かった。







































 今日は晴天だけど、ほどよく風が吹いているので心地よい。

 私はふたりにお礼を言って、大まかにさっきの出来事を話した。
松浦くん
もしかして、木下さんって俺のことが好きなのかな
小原くん
確かに、一理あるかもしれない。山本さん、すまない。こいつのせいで……
松浦くん
え!? 俺なんかした!?
 


 なんか、ふたりの会話って漫才みたいで面白い。
山本 萌
ううん、こっちが謝らないと。私がもたもたしちゃったのが悪いから
松浦くん
いやいや、メグちゃんは悪くないって! それに、俺たちが来るまでよく踏ん張ったよ
山本 萌
え。でも私……
 あのとき、私は言葉が出なくなった。そして、負けたと思ってしまった。
 今回助かったのは、小原くんと松浦くんのおかげなのに。
小原くん
最初から怖じけていた訳じゃない。立ち向かったことも、強くなった証拠だ
 小原くんの言葉に、私は否定の言葉を飲み込んだ。


 この前まで私は、木下さんに何も言えなかった。

 そう、名前をバカにされたって。

 でも、小原くんと出会って、私はめぐむだって言えた。

 今日は、木下さんが戸の前にいるのがわかっても、私は屋上に向かおうとした。











 自分の意志を貫こうとしたんだ。