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第13話

お帰りにゃさいませ!
 自動ドアをくぐれば、あら不思議。猫耳メイドの世界へ迷い込んでしまった。
茶トラの猫耳メイド
お帰りにゃさいませ! ご主人さま、お嬢さま!
 この世界では、松浦くんはご主人さま、私はお嬢さまらしい。それくらいしか理解できなかった。
山本 萌
これはいったい……
松浦くん
まあまあ。とりあえず座ろうよ
 松浦くんは呆気にとられている私をエスコートしてくれた。少女漫画で起こりそうなシチュエーションなのに、胸は全然ときめかない。

 テーブルに着くと、松浦くんがメニューを渡してくれた。恐る恐る見てみると……。
 にゃんにゃんオムライス


 にゃんばーぐ


 ぼんごれびにゃんこ


 ぷにぷに☆にくきゅうぜんざい

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 うん、決められない。
松浦くん
メグちゃん、決まった?
 えっ、松浦くん決めるのはやっ! あなた、絶対常連客でしょ!

 ……じゃなくて、どうしよう。松浦くんを待たせるわけにもいかないし、とにかくここから早く出たいし……もうこれでいいや!
山本 萌
にゃ、にゃんこのラクガキパンケーキで!
 なんだか、寿命が縮んだ気がした。
松浦くん
了解。すみませーん
 すると、今度は黒の猫耳メイドがやってきた。
黒の猫耳メイド
お決まりですかにゃん?
松浦くん
かるぼにゃ~らと、にゃんこのラクガキパンケーキをお願いできるかな?
 通常運転で注文する松浦くん。もはやレジェンドの域で、ある意味尊敬できる。
黒の猫耳メイド
かしこまりましたにゃん! あと、パンケーキのラクガキはどのにゃんこにしますか?
 そんなシステムがあるの!? 完全に注文をミスってしまった……。


 ここのにゃんこの名前なんて知らないわ!


 いつものように思考回路がエラーを起こしそうになったとき、
松浦くん
ゆりにゃんがいいな
 なんと、松浦くんが助けてくれた。

 いや、ただ松浦くんがその娘に会いたいだけなのかも……。
黒の猫耳メイド
かしこまりましたにゃん!
 黒の猫耳メイドさんは注文をメモしおえると、厨房へ向かった。