第5話

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2019/02/16 12:32
駅をでて二人のあとを追い、歩いた先にはマンションがあった。
躊躇うことも無く入っていくから私はこのまま着いてっていいのかな、と不安になった。
真冬
真冬
あ、僕たち同じマンションに住んでるんだ。僕は彼方さんの部屋の、隣。
私
あ、そ、うなんですね
久しぶりに出した声は裏返ってしまい水分のない喉からは少し掠れた声が出た。

そのまま二人と一緒にエレベーターで7階まであがった。
真冬
真冬
めるちゃんばいばい〜
また明日ね〜
エレベーターを降りると真冬……さんは降りてすぐの部屋に入っていった。
彼方
彼方
あいつがこの部屋だから、俺の部屋はその隣の、ここね。
私
あ、おじゃまします……
彼方
彼方
散らかってるけど気にしないで。
片付けてくれてもいいんだけど笑
わ、笑った!!
あとマスクとってるよね。
まぁ家だからとるのは当たり前か。
彼方
彼方
お風呂沸かすから入りなよ
着替えは……俺のパーカーでもいい?
私
おかまいなく……はっくしゅ!
彼方
彼方
風邪ひいてんじゃん大丈夫?
入ってきな、はいこれ、
そういうと、彼方さんは私にパーカーを渡してきた。
私
あ、ありがとうございます。
お風呂お借りします
廊下に出て少し歩くとお風呂場があった。
素早く衣服を脱ぎたたみ、浴室に入って髪を洗う。
お湯はとても温かくて冷え切った私の体をしっかり温めてくれた。

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