第2話

君の辛さも背負わせて
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2018/02/21 14:40
ある日を境に君は元気が無くなって


君の笑顔にはどこか悲しさが混ざっていた。


でも何度聴いても君は話をそすだけで


その真相を教えてはくれなかった。
あなた

ねぇ…ハル。

最初はしつこいと嫌われるからとか
鬱陶しがられるとか色々思っていたけど


君が私の未来を照らしてくれたように私も君の未来を照らすから…。
あなた

私はハルがだ、大好きだよ!
ハルは笑顔が似合うとも思ってるし…だからその…。

ハル
プッ…。
するとハルはいきなり笑い始めて


私が頬を膨らますと


ハルは涙をふいてまたいつもの笑顔を見せた。
ハル
ありがとな。
その笑顔と言葉は私の胸をついて離れなくて


私は私が癒されてどうすると頭を軽く叩いた。
君が私の不安を消したように
私も君の不安を消すから
君の不安を一緒に背負わせてよ…。

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