第3話

50
2021/03/02 14:40
会社から自宅に帰る途中、急に降り出した雨。
幸運にもカバンには折り畳み傘が入っていて。



傘にあたる雨音を楽しみながら自宅であるマンションまでもうすぐのところに











「ふぅ…」
男の人が雨に打たれつつ縮こまっていたから、思わず声をかけてしまった
me
あの、…大丈夫ですか?
JUNGKOOK
JUNGKOOK
あっ……ありがとうございます
その男性は顔を上げると、


凄く整った顔をくしゃっとして 笑顔で答えてきた。



待って、この人…
me
あなた、…まさかジョングクなの?
JUNGKOOK
JUNGKOOK
…ふふ。先生覚えててくれたんですね
その瞬間身体中に鳥肌が走った。


「あの時」からもう絶対似合わないと思っていたのに。
絶対に会いたくなかったのに。

me
どうしてここに?
JUNGKOOK
JUNGKOOK
先生に逢いたくて
me
…帰って
JUNGKOOK
JUNGKOOK
話があるんです
急に立ち上がったかと思えば急に私の手を掴んで。


話って……なんなんだろうか。
本来なら断固拒否して返すべきなのだろうが、結局
me
とりあえず上がって
家にあげてしまった

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