ムカついてスタスタと家路を歩く。
すると急に体が宙に浮いた。
かと思えばグクにお姫様抱っこされていた。
ちょ……
先行くのが悪い
家に入れたグクが悪いもん…
嫉妬した?
するに決まってるでしょ…
ふっ、可愛いㅎ
っ!……//
サラッとドキドキさせること言わないでよね… (
これだからグクから離れられなくなる。
てか、嫉妬してあんなこと言った訳?
っ、!…ごめんなさい
結構傷付いたんだけどな…
私も結構傷付いた…
油断させるには演技するしかなかった
でも、してないって必死に言ってて嬉しかった
え、?
愛してるって言ってくれて
誰よりも愛してる自信あるもん
一時の感情であんなこと言ったのは本当にごめん
でも…グクを愛してるからこそあんなこと言うんだと思う…
何で?
腹立つし悲しいし…何より悔しいから
そう言えば、クスッと笑って軽く唇が重なる。
っ、!/////
俺があなた以外を見るなんてことないから
そうじゃなきゃ困る…
この先似たことあっても1人で誤解しないでね
場合によるよ…
1人で誤解されて離婚しようとか言われたら俺死ぬんですけど
そんな如きで死なないでよ…
書かない限り離婚出来ないんだから
そうか…書かなきゃいいのか
何か凄くダメなこと教えた気分… (((
To be continued.
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!