※今回の話は、まふまふさんが狂っている描写があります。(ヤンデレのような感じです。)
そのような描写が苦手な方は引き返すことをオススメいたします※
※また、ご本人様とは一切関係ありません。ご本人様は、これからのお話の中でのような行動はしない素敵な方です。
ご理解の上、お読み下さい。※
まふまふside
そらるさんが、あなたに聞く。
あまりにもストレートな言葉に驚いて
声を出してしまう。
あなたに、好きな人?????
お願いあなた。いないって言って。
あなたに好きな人がいるなんて分かったら、僕は生きていけないよ。
やっと、あなたを取り戻せたんだ。
絶対誰のものにもさせない。
顔を真っ赤にさせて言うあなた。
好きな人??
そんなの……
誰??
ダレ???
この中にいる………
ダレ???
僕?
僕なわけないじゃないか。
こんな、ダメダメな僕の事をあなたが好きになるわけないじゃないか。
ほら。あなたも必死に違うって言ってる。
僕の事を好きなわけがない。
そらるさんは、何かを見透かしたように
あなたの方を見ている。
……そらるさんは、あなたの好きな人が分かったの…?
あなたが露骨に話をそらす。
ギャーギャーと騒がしく言い争いをしている三人を、そらるさんが止めに行く。
でも、今はそんな事どうでもいい。
皆、気にならないの?あなたの好きな人が誰か。
……え?
ふぇ!?だって。
可愛い…
やっぱり、誰にも渡せない。
誰にも。僕だけのものにしたい……。
十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十
そらるさん達が見えなくなる。
それと同時にあなたの方を見る。
ドクドクと心臓が跳ねる。
できることなら、笑顔で
「そんなの、嘘だよ!好きな人も本当はいないしね~」
と言ってほしい。
でも、やっぱり答えは決まっているわけで…
そう顔を赤らめて言うあなた。
思いきって聞いてみる。
そらるさんは、
勉強もできて、運動もできて、
カッコよくて、生徒会長で、
僕の憧れの人。
あなたが、恋してもおかしくない。
あなたが顔を真っ赤にさせて俯く。
何も言えないってことは、やっぱりそらるさんなのかな……?
好きな人…………
その内、そらるさんとあなたは付き合って……
結婚なんかもして……………
二人で…シアワセに…………
じゃあ、ボクはどウすれバいい?
二人が両思いになったら、
僕はもう、邪魔物だ。
なら、邪魔物にならないようにするには
どうすればいい?
あぁ、そうだ。
あなたを僕だけのものにすればいいんだ。
僕だけの、
僕一人だけの、
あなたにしちゃえばいいんだ。
そう言って、あなたのみぞおちを殴る。
か細い声を出しながらガクリと
倒れるあなたを抱き締める。
十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十十
あなたside
目が覚めるとそこは真っ赤な部屋。
寝ちゃってたんだっけ…?
そう思い立ち上がろうとする……が、
あれ?立てない………?
手にはジャラジャラと音を鳴らす手錠。
足にはガラガラと音を鳴らす足枷。
手錠も足枷も天井から床にかけて設置されているパイプに繋がれているようだ。
私、倒れたんだっけ?
思い出せない………
…っ!!なんだろう。お腹に変な痛みが……。
ガチャリと部屋の扉を開けるまふ君。
そんな呟きは、
バタリとまふ君が扉を閉めた音でかき消されてしまいました。
狂ってしまっても、私はまふ君の事………
まふまふBAT END
「君は僕のモノ」
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!