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第72話

胡蝶蘭【まふまふ】
あなたside
ゾワワッ
あなた
あなた
……!
天月くんと二人、廊下を歩いていたら
嫌な感じがした。
……何か私の知らないところで
大変なことが起こっているような……
変な感じ………
天月
天月

あなたちゃん?どうかした?
あなた
あなた
う、ううん。
何でもない。
天月くんにこれ以上心配をかけないよう、
平静を装う。
でも、こんな会話をしている間にも嫌な感じはどんどんと大きくなっていく。
あなた
あなた
………!
嫌だ嫌だ嫌だ。
その言葉だけが何故か頭に浮かんでくる。
気づいたら私の足は、生徒会室へと向かっていた。
天月
天月
え!あなたちゃん?
待って!
後ろから天月くんの声がする。

これ以上、迷惑かけちゃ駄目だ。
そう思っても足は止まらない。
何かに引っ張られているみたいに、生徒会室へと体は引き寄せられていく。
あなた
あなた
ハァハァ……
息が切れてきた。
苦しい。
だけど、嫌な感じはドンドンと加速していって…。
いつの間にか私は、生徒会室の前に立っていた。
あなた
あなた
ハァハァハァ……
天月
天月
ハァハァ……あなたちゃ……やっと追い付いた………
天月くんは、息を切らして、ぜぇはぁ言っている。
天月
天月
……生徒会室……?
そして不思議そうに私の方を見た。
天月
天月
生徒会室に何か用事でもあるの………?
あなた
あなた
………ううん。
用事なんてない。
何でここに来たのか、私にも分からない。

でも、この目の前にある扉を開けるのが、
何故かとてつもなく怖い。
嫌な感じは、最高潮に達していて、
今にも吐いてしまいそうな勢いだ。
でも、私の手は自然と扉へと伸びていき、
ドアノブをつかんだ。
中からは声がする。
これは………まふ君と、女の子の声だ。
女の子の声はこう言った。
『私たちの愛を見せつけなきゃ』って。
そこで一気に、冷や汗が出た。
早く入らないとまずいって、
心が言っていた。
そのまま私は心の言うままに、ドアを開けて、
大きな声で一言。
あなた
あなた
止めてください!!
と言った。
目の前には、
今にも泣き出しそうになっているまふ君と、


まふ君にキスをしようとしている女の子がいた。