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第68話

胡蝶蘭【まふまふ】
1,268
2020/01/14 09:03
まふまふside
まふまふ
まふまふ
……………
『お前は萌子の気を引く係』
そう、そらるさんに言われた。
まふまふ
まふまふ
気を引くって………
気を引くっていってもどうすれば…………
相手はストーカーだ。
いきなり仲の良いフリなんてできない。
もし刺されたら?
誘拐されたら??
怖い…………。
それに、萌子ってどこかで聞き覚えが………?


でも、あなたの為だもんね。
頑張らなきゃ。
まふまふ
まふまふ
………よし!
気合いをいれて教室で友達と話をしている萌子さんのところに歩いていく。
まふまふ
まふまふ
あの………
モブ
モブ
僕は人見知りで、人と話すのは苦手だ。

…………でも、あなたの為だから……。
今はもう一人の『まふまふ』を演じよう。
まふまふ
まふまふ
萌子さんに用事があるんですけど……
ついつい怖くて涙眼になる。
………大丈夫。僕なら、できる。
まふまふ
まふまふ
ちょっと萌子さんお借りしてもいいですか………?
萌子
萌子
え~!?
萌子ぉ!?
モブ
モブ
行ってきなよ!
モブ
モブ
私達の事は気にせずゆーっくりお話ししてきてね!
萌子
萌子
う、うん………!
モブ
モブ
頑張れ!!!
この人達は萌子さんの本性を知ってて仲良くしてるのだろうか?
…………もし知ってて仲良くしてるのなら恐ろしいな………
萌子
萌子
それじゃあ………行こっか。
まふ君。
まふ君……って………。
その呼び方していいのはあなただけなのに……。
まふまふ
まふまふ
はい。
萌子さんを生徒会室へと連れていく。

………なんで生徒会室かというと、
あの後、そらるさんは萌子の弱味とやらを見つけたらしく、萌子を連れてくるよう頼まれたからだ。
萌子
萌子
生徒会室………?
え~?もしかして、萌子の事そらる様に紹介しようとしてるぅ?
萌子
萌子
まふ君、そらる様と仲良いもんねぇ!
萌子
萌子
この間も、
一緒に帰ってたもんねぇ…!
まふまふ
まふまふ
ゾッ
思わず身震いしてしまう。
なんでそらるさんと帰ってる事知ってるの?
…もしかして、後を着けてきてるの?

それに、そらるさんに紹介って………
この子は僕のなんなんだ?
どんな立ち位置にいると勘違いしてるんだ?
まふまふ
まふまふ
と、とにかく、入ってくれないかな?
萌子
萌子
うん!
もちろん、入るよぉ!
そう言って萌子は、何を勘違いしているのか
とてもご機嫌な様子で生徒会室へと入っていった。
まふまふ
まふまふ
ふぅ……
呼吸を落ち着かせてから僕も生徒会室へと入る。
まふまふ
まふまふ
そらるさん!
連れてきました!
そらる
そらる
ん。ありがと。
目の前には生徒会長の椅子に腰掛けるそらるさんと
大量の資料。

……本当に一生懸命調べてくれたことが分かる。
萌子
萌子
そらる様本物だぁ!
萌子ずぅっと憧れててぇ!
感動している暇もなく萌子が猫なで声でそらるさんに媚を売る。
……男の人なら誰でもいいんじゃないか?
この子………。
なんて考えていると、萌子が僕の袖をグイッと引っ張った。
まふまふ
まふまふ
うわっ!
とっさの事でバランスを崩してしまう。
そんな僕の事なんかお構いなしに萌子は僕の腕に強引に抱きついた。
萌子
萌子
申し遅れましたぁ!
まふ君の彼女の萌子ですぅ!
よろしくお願いしまぁす!
まふまふ
まふまふ
………!?
彼女………?
今、この子、彼女って言った?
まふまふ
まふまふ
えっ………待ってください!
いつ僕が貴女を好きと言いましたか!?
汗がダラダラと流れる。
恐怖が込み上げてくる。
萌子
萌子
え……?
いつって………
萌子は少しキョトンとしてから、
顔を赤く染めて、笑顔でこう言ってきた。
萌子
萌子
萌子が初めてまふ君を見たときからまふ君と萌子は両想いでしょ?
まふまふ
まふまふ
………は?
萌子
萌子
まふ君は萌子の事愛してて………
でも!恥ずかしがり屋さんだから言えなかったんだよねぇ!
萌子
萌子
萌子には分かるよぉ!
まふ君が萌子の事愛してるって!
まふまふ
まふまふ
………
何を言ってるんだこの子は……?
何でそんな考えに至るのかが分からない。
どうして?どうしてそうなるの?
まふまふ
まふまふ
………どうして……僕が萌子さんの事を好きだと思ったんですか……?
混乱している頭で必死に質問をする。
置いていかれないように、必死に。
萌子
萌子
……え?だって……
萌子
萌子
前に萌子のハンカチ拾ってくれたでしょ?
萌子の事が好きだから拾ってくれたんだよねぇ?
ねぇ?その時から萌子、まふ君の事ずぅっとずぅっと好きなんだょ?
まふまふ
まふまふ
………それだけで…?
そんな、そんな些細な事から僕は、この子に絡まれるようになったの?
ストーカーされるようになったの?
………ふざけないでよ。
僕は………
まふまふ
まふまふ
僕は………貴方の事なんて好きじゃないです!
きっぱりと言い切る。
……怖い。………怖い、けど……!
これが僕の本心だ。
僕はこの子の事なんて、一ミリも好きじゃない…!
萌子
萌子
………!
萌子さんは一瞬驚いたような素振りを見せた後、
いきなりケラケラと笑い始めた。
まふまふ
まふまふ
な、何が可笑しいんですか!
萌子
萌子
ふふっ!
恥ずかしがり屋さんなんだからぁ!
!?
萌子
萌子
そらる様が目の前にいるからそんなこと言ってるんでしょぉ?
萌子
萌子
ほんとは萌子の事愛してるのに!!!
まふまふ
まふまふ
ちが………今のは僕の本心で……
萌子
萌子
もぉ!
そんなこと言ったらそらる様に付き合ってないって思われちゃうでしょ!
まふまふ
まふまふ
え………
だって、付き合ってないし………
萌子
萌子
ちゃんと二人の愛を見せつけなきゃ!!
すると萌子の手が僕の首に回ってきて、

萌子の顔が目の前に迫ってきた。
このままだと……ちゅ、チューされちゃう!
そらる
そらる
………!!
さっきまで黙って様子を伺っていたそらるさんもヤバイと思ったのか、
席を立ってこっちへ来ようとしていた。
その時だった、
生徒会室の扉がバンッと開いて…



扉の方を見ると、
あなた
あなた
止めて下さい!!!!
大きな声でそういい放ったあなたが立っていた。




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久しぶりにこのお話更新しようと思って3週間前からお話少しずつ書いてたら、
いつの間にか年越してた上に、お話のあらすじ忘れてた悲劇。

多分読者様の方がこのお話について僕より詳しいと思うので、矛盾しているところとかあったらご指摘お願いします。