第8話

恋の充電15%
3,689
2019/05/22 06:54
まふまふside

まふまふ
まふまふ
よし!今日も行くか!
そう、小さな声で言った後に、
あなたの教室の前へと行く。
まふまふ
まふまふ
机に突っ伏してる……可愛いw
え?ストーカーみたいだって?
あなたと話せない分、
こうやってあなたの事眺めてないと
あなた不足で気が狂っちゃうんだから
仕方ないでしょ。
まふまふ
まふまふ
………ん?あれって、天月君…?
あなたに天月君が話しかけている。
まふまふ
まふまふ
(……なんで天月君が?)
なんて、思っていると
顔を赤面させながらニヤニヤとした天月君が
教室から出てきた。
天月
天月
はぁ……近くで見ると、ヤバい…///
なんて、言いながら僕の横を通りすぎていく。
まふまふ
まふまふ
まさか……天月君…あなたの事…
そう思い、今日1日天月君を尾行する事にした。
放課後。
天月
天月
はあぁ~緊張する~
とかなんとか言いながら天月君が入っていったのは屋上。
まふまふ
まふまふ
なんで屋上?
と、呟きながら天月君の後を追って、
バレないように屋上に入る。
まふまふ
まふまふ
………………
天月
天月
あなたさんまだかな~…
運のいいことに天月君にはバレなかったみたいだけど、
それよりも気になることがある。
まふまふ
まふまふ
(………今、あなたって言った?)
身を隠しながら天月君を観察する。
もしかして、今からあなたがここに来るの?
なんで?
なんで、あなた?
まさか、告白とか?
まふまふ
まふまふ
(……まさかね。)
そう思っていたが、案の定あなたが屋上に来て、
天月君があなたに告白をした。
あなた
あなた
友達から
あなたはそう言っていたけど……
まふまふ
まふまふ
(もし、あなたが天月君に恋をしてしまったら、
僕はどうする?)
あなたは、恋をしてはいけないだけで、
あなた自身が、恋をする可能性は十分にある。
まふまふ
まふまふ
………そらるさんに報告しなきゃ。
僕は二人がいなくなった屋上で一人
座り込んでいた。

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