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第6話

恋の充電10%
そらるside
“ばいばい”

そう言うとあなたは
走り去っていってしまった。
まふまふ
まふまふ
もう……こんなの……
と、まふまふはずっと一人で呟いている。
そらる
そらる
俺だって………こんなことしたくない…
けど………
あなたを守る為には俺達があなたに恋することは許されない。
これ以上あなたに恋心を持ってはいけないんだ。
そらる
そらる
………でも、この判断で本当にあってるのか…?
俺の疑問は誰にも答えてもらえないまま
消えていった。
先生
おぉ。そらる。ちょうどいいところに。
俺が校舎に入ると同時に先生に捕まった。
そらる
そらる
なんですか。
先生
この、資料を生徒会室に運んでほしいんだ。
そこには山積みになった大量の資料。
そらる
そらる
(仕事をすれば気が紛れるかもしれない。)
そらる
そらる
分かりました。
先生
おー。じゃあ、頼んだぞ。
先生にそう言われ、俺は資料を生徒会室に
運び始めた。
そらる
そらる
…………
だけど、仕事中も考えるのはあなたの事。
本当にこのままでいいのか?
俺の判断はあっているのか?
そんな事を考えながら歩いていたからだろう。
途中、何かにつまずいて派手に転んでしまった。
そらる
そらる
いって。
そらる
そらる
(あーあ。血出てる。保健室だな。)
はぁ……とため息をつきながら
保健室へ向かう。
そらる
そらる
失礼しまーす。
そらる
そらる
先生怪我………って、いないのか。
困った。俺は、器用ではないから
自分で応急処置をできる自信もない。
そらる
そらる
(どうしよ………)
そんなときだった。
先程まで閉まっていたベッドのカーテンが
開けられ、あなたが飛び出してきた。
あなた
あなた
そらるさん!どうしたんですか、その傷!!
そらる
そらる
え…………さき……?
あなたは、俺の傷を見るなり
俺に駆け寄って心配そうな瞳で見つめてきた。
さすがの俺でも驚きを隠せない。
あなた
あなた
いいから答えてください!!
その足はどうしたんですか!
そんな俺の様子もお構いなしに
あなたは聞いてくる。
そらる
そらる
え……あ。その、資料を運んでたら転んで…
擦りむいちゃって…。
あなた
あなた
もう!無理はいけませんよ!
たまには、誰かに頼ってください!!
資料も、たくさん一人で持ってたから転んだんですよね?
まるで、見ていたかのようにズバズバと当ててくる。
そらる
そらる
う、うん。
あなた
あなた
私は、そらるさんと、まふ君が怪我したり
傷つくのが一番嫌なんです!
とりあえず、手当てしますよ!
そらる
そらる
…………!!
驚いてしまった。
あなたは、そんなに俺達の事を大事に思っていてくれていたんだな……と。
俺達は、あなたに酷いことばかり
してきたのに……
その後の俺は、ただあなたを見つめていることしか
できなかった。
そらる
そらる
…………
あなた
あなた
フフッ
そらる
そらる
……!
じっとあなただけを見つめていると
あなたが、小さく笑った。
その顔は嬉しさを噛み締めているようで
多分、俺が見てきたあなたの笑顔の中で一番
綺麗だった。
そらる
そらる
(ドキッ)
思わず胸が高鳴る。
そらる
そらる
(あぁ、そうか………俺は、あなたに恋してるんだ。
今まで誤魔化してきたけど、もうこの気持ちは
止められない。)
そう思いながら、無意識にあなたの
背に手を回す。
あなた
あなた
できましたよ!
と、同時に手当てが終わったらしい。
あなたは俺からパッと離れてしまった。
そらる
そらる
あぁ、ありがと。
あなた
あなた
いえいえ!
そらる
そらる
ん。じゃ、俺戻るから。
あなた
あなた
はい!また、今度!
そらる
そらる
ばいばい。
あなたと別れを告げ、一人廊下を歩く。
そらる
そらる
…………あぶなかった…。
もう少しであなたを抱き締めているところだった。
そらる
そらる
でも………分かったかもな…
あなた
あなた
“そらるさんと、まふ君が怪我したり傷つくのが一番嫌なんです!”
その言葉が脳裏に響く。
そらる
そらる
やっぱり、俺はあなたが好きだ…。
もう、この気持ちを我慢することなんて
無理……だよな………。
多分、俺の顔は今、赤くなっているだろう。
久しぶりのあなたとの会話だけで
これだけ胸が高鳴るのだから。
そらる
そらる
……………俺の判断は、きっと間違っていた。
そらる
そらる
あなたの隣に昔の様にいることが
一番あなたを守れたんだ。
今日のことで、それに気付くことができた。
そらる
そらる
………きっと、守るから。
そんな、俺の決意は
また、昔のようになれるかもしれない
という、身勝手な期待と共に心に染み付いた。