あれからちょこちょこインスタを見てはいるけど相変わらず目に入るのはJKさんの投稿だけだ。
ストーリーというのも時々あげてくれていて、その中でも特に多いのは質問箱と言う匿名で質問したものにJKさんがストーリー上で回答するものが多かった。
そこで歳が僕の2歳下、住んでいるところが釜山ということだけわかった。
僕の大学も釜山にあるからなんだか近くにいれる気がして少し嬉しかった。
授業中そんなことを考え、頬ずえを付きながら教授の話を右から左へ受け流していた。
ブーブー
ボーッとしていたらポケットにあるスマホが通知のバイブで震えた。
ん〜じみなからカトクかな?
なんて考えながらスマホを取り出す。
そこにはインスタのマークが表示されていてよく見るとJKさんがライブを始めた通知が届いていた。
これは今すぐに見なければ…!!!!!!
そう思った僕はすぐさま席をたち気づかれないように静かに講堂を後にした
ふぅ、うちの大学緩くてよかった、、、、
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。