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ジミナの方に寄っていくといつものかわいい笑顔で出迎えてくれた。
そう言うと、ジミナは僕たちが飲む時にいつも行く居酒屋へと車を走らせた。
ジミナがそう言って笑った時、何だか僕は胸がチクリとして顔が引き攣ってしまった。
グガ、僕とジミナが2人で飲みに行ったって知ったらどう思うのかな…
いや、どうも思わないか。
そこまで考えて1人で切なくなったけど頭をブンブン振って何も考えないようにした。
今はジミナといるんだから楽しまないとっ
ジミナはそう言って僕の頭をぽんぽんと撫でた。
15分ほど車を走らせたところで、居酒屋に到着した。
今はまだ18時半だけど意外とこの時間から飲んでいる人も多いみたい。
僕がそう言うとジミナは笑って僕の頭を撫でた。
なんか今日スキンシップ多い…?
そう1人で考えてる内にジミナは車から降りてしまっていて、僕も急いで降りた。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!