第7話

深澤side
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2021/06/18 02:27
佐久間「それに、ふっかとか前からいるメンバーには何回かあなたに合わせてるよ。だいぶ前になるけどさ」

今さらなに勘違いしてんの、って佐久間の顔は呆れかえっている


渡辺「あっ!もしかしてあなたって、昔みんなでアクロの練習してたときに佐久間が連れてきてたあの子?あれ、でもあれ女の子だったっけ??」

阿部「そういえばいたね!でも確かに女の子って言われても思い出せないけど…」

佐久間「そうだよ。あなたは女の子って感じじゃないでしょ?たしかに昔は髪もショートで俺と背もそんなに変わんなかったのもあるけどさ」


言われてみれば、たしかに昔みんなアクロバットの練習をしてるときに、佐久間が「こいつ体操やっててバク転うまいからさ」って友達連れてきてくれたことを思い出した。

あれ、従兄弟だったんだ…
ってか、女の子だっんだ…

深澤「全然、佐久間ん家で会った子と結び付かないんだけど…」


信じらんねぇって気持ちが、ついつい言葉になって出てしまった。

そして、それを聞き逃さなかっためめがすかさず


目黒「え、でも、ふっかさんが彼女と勘違いするぐらいかわいい子って…俺会ってみたいな」


ナイス!目黒!!


佐久間「えー、たぶん普通だよ。ふっか女の子にすぐかわいいって言うじゃん」

深澤「いや!あの子はマジでかわいかった!!」


渡辺「お、俺も会いたい!」

なんでか俺らに対抗して会いたいとか言い出した翔太も、普段なら「は?」ってなるけど、今回ばかりは、「よし!翔太ももっと押せ!!」って感謝した


ラウ「おれも…ちょっと会ってみたいな、佐久間くんの従姉妹さん。海外に住んでたって、英語できる人?もし迷惑じゃなかったら勉強みてほしいな…」

ラウ!!
おまえは相変わらず可愛いなぁ。
そんなん佐久間がだめっていうわけないじゃん!あいつもラウには甘々なんだから!


佐久間「うーん、ラウがそう言うなら…」

ほらね!
さすが俺の子!最強!!


佐久間「じゃあ、来週の雑誌のインタビューのあと楽屋に呼んでいい?そのあときょもとご飯行こうって話してたから、その前にみんなに紹介するよ。でも、あなたにも聞いてみないとわからないけど…」

目黒「なんで京本くん?」

佐久間「なんでって、大我と俺、幼馴染だよ。大我だって昔からあなたとよく遊んでたし、あなたも久しぶりに大我に会いたいって」

大我…
なんか大我に負けた気分…

でも、おかげであなたちゃん楽屋に来てくれるし!はやく来週になんないかな!


ラウ「佐久間くんありがとー!オレ最近英語伸び悩んでたから嬉しい!!」


ラウはほんと純粋で素直だな。
俺も嬉しいよ、またあなたちゃんに会えるの。


目黒「よかったっすね、ふっかさん」


目黒、おまえ…
俺の心読むのやめろよ!
この恋愛マスターめ!!
→ つづく

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