第14話

深澤side
140
2021/06/21 03:36
…ガチャ

佐久間「…もうすぐ大我来ると思うからさー」

あなた「あ、失礼します」


そういって少し照れながら入ってきたあなたちゃんに、一斉に視線が集まる。


あなた「お疲れのところお邪魔します。大介の従兄弟のあなたです。いつも大介がお世話になっています」

佐久間「もー、それ言わなくたっていいって言ったじゃんー!」

でも先週だってみんなに助けてもらったでしよーって佐久間との無邪気なやりとりが、やっぱり可愛いくて、ラウと康二はもちろん、めめや翔太も照れてる笑


佐久間「えっと、じゃあ一応紹介すると、こっちから阿部ちゃん、涼太、翔太、…」


この前、佐久間の家でみたときは部屋着で、ふわっとした印象だったけど、今日はオーバーサイズのTシャツとスキニーパンツに小さなバッグを斜めがけしてるだけのカジュアルなスタイル。

笑ってるときは歳下みたいに可愛らしいのに、仕草なのか姿勢のよさなのか、ちょっとした動きに上品さが表れていて、歳上の女性なんだなと思わされる。

そういうとこが、この子の魅力なんだろうなーなんて考えてたら、


向井「あれ?そのシャツ、さっくんのやんなぁ?服借りるとかホンマに仲良しなんやなぁ!」

なぬ!?
それは佐久間、ちょっと羨ましいぞ!!

あなた「え?これ私のですよ?大介のは大きすぎて着れないですよ笑」

佐久間「あ、ほんとだ!俺も同じの持ってるわ!!」

あなた「そうなの?じゃあオソロだね!笑」


その笑顔で「オソロだね!」はダメだと思う!!
絶対、俺以外にもやられたヤツいるよね?!
ほら、翔太も「ぐはぁ!」って顔してる!


佐久間「じゃあ、俺まだメイク落として帰る支度しないといけないからさ。ラウの勉強みてあげてくれる?」

あなた「はーい。私にわかるかな??笑」


そう言って、ラウとあなたちゃんが勉強しだしたから、みんなもそれぞれ帰り支度に戻っていった。
→ つづく

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