第215話

見えないや。 JM.
215
2019/04/03 16:35



私、なんで今こんなに怖いんだろう。



じみん君に心を見られているようなきがした。



早く帰らなくちゃいけない。



そうしないとまた おっぱ に怒られちゃう。



あの時、じみん君が口にした



「 怖い 」って言葉。



『こ、わい……?』



そんなことない。



だっておっぱは私を愛しているから。



怖いなんて言っちゃいけない。



だめ だめ


どんな扱いを受けてても



『おっぱしか……』



愛してくれないもの。



なんだか涙で視界がぼやける。



どうして……?



確かに私とおっぱには見えない鎖があるみたい。



私は毎日、1粒の飴ぐらいの幸福を おっぱ から貰うの。



体なんて、いくら傷ついてもいいと思った。



だって愛し方が少し違うだけだもの。



『そうッ……だよね……』



🐥「ちょっと……」



そう言って、また私を止めてくる じみん君。



『ッ………』



🐥「どうして泣いてるの」







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