第65話

” 春風に吹かれて ” JK.
362
2018/12/29 07:24



👩「せ〜のッ!!」




《卒業、おめでと〜う!!》




そう言って賑わう校舎。



みんなと過ごした校舎とは今日でさよならみたいだ。



今まで どんなときもずっとそばにいた物がどんどん 過去 のものに感じて



少しだけ寂しい反面、もう後何ヶ月か後には大人なんだと知るものとなった。





みんなそれぞれ思い出を話したり、みんなで写真を撮ったりしていた中、僕の隣の席にいたあなたは校舎をずっと眺めていた。






『3年間って早いね……笑』





なんて微笑する彼女を見ると




3年前とは少し変わった大人っぽさがあった。



不思議なことにこの子とは3年間クラスが離れたことがなく、隣の席になるのも数回あって



それこそ、最後の席替えでも隣になった。





僕はそんな彼女の発言に




🐰「あっという間だったね笑」



なんて笑って答える。



『そういえば、もう桜満開だね笑笑』



気づいたら気にはたくさんの綺麗なさくらが咲いていて僕達の卒業式を盛大に彩るものとなっていたことに今気づく。



🐰「ほんとだ笑笑 去年はもう少し遅かったよな笑笑」



『うん、、笑』



初めてあった時は こんな会話を交えることなんてないと思ってたっけ



やっぱり時が流れるのは早い。



部活の後輩は



👨「先輩〜!! これからも応援してます!!」



なんて言ってきてくれて


🐰「ありがとう笑笑 お前も頑張れよ」


とか言ってハイタッチしたり




なんだかんだ言って 卒業する立場も結構いいもんだとか考えてたり笑笑





でもふと思った。




僕らはここで1度 さようなら。




でも 次みんなと会うことなんて




ほんとにあるのだろうか __















そんな時、隣で





🐥「じょんぐが、卒業おめでとう」





なんて笑う じみにひょん。




🐰「………ありがとうございます」














僕はこの高校生活でたくさんの物を学んだりたくさんのものを仲間から貰った








何か分からない ときめき



初めての感じ










それらは僕の心を刺激して



まだ鮮明に残っているんだ ____











また、僕はみんなに一つだけ謝りたいことがあるんだ。




いつも君達からいろんな物をもらってきたけれど、僕は君たちになにもあげることができなかっただろ?



だから、謝りたいんだ。





だけど、そんなことしゃいな僕には出来なくて




ただただ 君でいっぱいに満ちてたんだ。





🐰「ねぇ」




『ん?』




🐰「今まで……お世話になりました…」



『え?笑』



『なに〜笑笑 いきなり笑笑』




🐰「僕はあなたに何も返せていないのに、いつも学ばされるのは僕だけでさ……笑」




『そんなことないよ』



🐰「え?」



『だって私はぐくから人を信じる大切さを学んだもの笑笑』



🐰「………僕達、また会えるかな」





僕はそう呟くと





『きっと会えるよ』





『きっとその時には……』







” みんなで明るくわらってるから ”







僕はその言葉にどうも安心感を覚えて



歩き出す。












きっとまた会おう










春風が過ぎたら _____













参考 「봄바람」wanna one より.






end.


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