第173話

「 お兄ちゃん 」 JM.
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2019/03/04 13:36



私はそれから 小学生 になった。



私は人見知りで、写真を撮るにも何にでも上手くできなくて



お兄ちゃんはそんな私を見て笑いながら




🐥「大丈夫だよ〜笑笑」




なんて声をかけてくれた。




お兄ちゃんにだけは私も心を開けられた。




それから、時が経ち 両親 に反抗心を抱く時期がきた。




そう、いわゆる中学生の反抗期というやつだ。




毎日 親が言う言葉がなんだか気に触って




たくさんの辛い言葉を浴びせた。




お母さんが陰で泣いていたことを知っていた。




けれどなんとなく……




そんな私を見て お兄ちゃん は





🐥「あなた、さっきのは言い過ぎだよ。」





なんて言ってくる。




けれどもその時の私はそんな言葉も通用しなくて




『お兄ちゃんには分かんないよ!!』




なんて怒鳴った。




お兄ちゃんはどこか寂しそうな顔で




🐥「そうだね……笑笑」




🐥「ごめんね、あなたの意志を尊重するべきだったのにね………笑笑」





ごめんね、お兄ちゃん




でも今の私はそんな簡単な言葉を口に出せなくて




それが 反抗期 だと知った日。







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