大体、俺にとってよく世にいう
『 死なないで 』 なんて言葉、
それは 本当に死にたい人にだったら 死ね と言っているようなもんで
そんなこと思ってなければ、それは それで
言葉としては自分の口からは発されるけれど
それはまるで 味のない食べ物。
俺の周りの友達が死ねば、俺は悲しい。
けれど、俺が死んだところで俺は
全く悲しくない
ある日のヒットチャートでランクインしている曲は
『 死にたいなんて言うな 』
『 あきらめないで生きろ 』
こんなことを主張するような曲だった。
こういう曲だけが正しいと思っているようなものだけが良いと思っている奴の気が知れない。
むしろ、馬鹿げている。
他人が生きてもどうでもよくて
時には 悪口 というファッションを自分に身につけて
それな癖して ほかの場所では
『 平和が1番 』 だなんて
それほど 矛盾している素敵な話はないだろう。
今日も1人
また1人と
俺が知らない
俺の目線では届かない所まで
すべての奴が死んでいって
それらを悲しむやつがこの世にたくさん
無数といて
そう考えてみると
俺らは運命にも嫌われていて
ある意味 自分の命にだって
嫌われているんだ ____.
next
《たるぎのおはなし。》
実はこのお話、ある曲が参考になっておりまする((
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!