第257話

『 いつでも君のそばに 』 YG.
209
2019/08/21 05:45

あなたへ.


恋なんて、知らなくてよかったんだ。


どうせ、人間最期は1人の生き物であって


ただそれだけ。


それだけの感情だけで良かったんだ。


そんな価値観を変えたお前を俺はとても愛している。


こんなこと言うのもあれだが、お前は前に自分のことを『不幸せ』と言ったな。


そんな時、俺はお前の前に呼ばれるかのように現れた。


『 おじさん、誰? 』 ___ .


そう聞かれた時は「俺がおじさんだと?」って実は怒ってた……笑


そんなお前と過ごしたいく中で俺はお前の事についてよく知った。


例えば、用がないのに俺の事を呼ぶのはお前が寂しい時、そんでいつも馬鹿みたいに笑ってるのはお前自身じゃないこと。



俺は訳あってもうお前には 見えない 存在、忘れられた存在 になるかもしれない。



でも、これだけは言っておきたい。



お前は紛れもなく俺の悲しみを拭いとった人物だということ。




俺がお前に日に日に特別な感情を持っていったこと。


そして、今でもお前を愛していること。


もう、俺が見えないお前へ送る手紙だ。


感謝して受け取れよ?笑


じゃあな。


お前がいつか見たおじさんより.






_________________





ねぇ、なぜこの手紙を見た私は涙を流さなければならないのでしょう。



この世には トッケビ と呼ばれる人間がいると。


その者は花嫁にしか抜けない剣が刺さっていて、花嫁に抜いてもらうまで永遠に行き続けると ____ .


この手紙をみて私の手元が段々と暖かくなるのは何故でしょう。



『………………』




” おじさん ” ____




なんだか懐かしい響きです。




私はおじさんの_____



『ふふっ笑』




最初で最後の初恋の人 _____ .



__________________




目を瞑れば走馬灯のように蘇る記憶.



『おじさんは私の事を好きなの?』



「いいや?笑」 _______






『素直じゃないこと笑』



わかるよ、今貴方が私のそばに居ることも__



END………


______________




人は人生で何度も失敗する。


もしかしたら、その失敗で一生の物を無くしてしまうかもしれない。


しかし、それらは私たちの記憶に刻まれてくれるんだ。


今は決して 美しい人生であった と胸を貼って言えなかったとしても


貴方がいてくれただけで____



【 それはもう、美しい人生だと 】



胸を張って言えるでしょう ___ .



今これを読んでいる人に言いたい。



生まれてきてくれて、ありがとう と。



もしかしたら、1度離れた者たちが



今日再開するかもしれない、もしかしたら今日大事な人が今日という記憶で止まってしまうかもしれない





どうか、貴方の人生へのちょっとした刺激にこの話がなにますように.


たるぎ🐇

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