第130話

” いかないで ” JM.
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2019/02/07 13:38





やっぱり君はもう、僕の目の前に現れることはなかった。



しかし、代わりに、眠っている あなた はずっと見られるようになった。




僕は今、みんなが泣いてる中僕だけが表情管理が出来ていなかった。




その日が終わり、朝が来る、そしてまた夜が。




このサイクルはどうやら変わらないみたいだ。




僕の中ではまだ いつかの日 の祭りの日のままなのにね。




時間だけが過ぎていく、僕を置いてってるみたいに




僕だって 連れてってよ




もういっそのこと




君が暗い道を1人で通っているんだ。




そんなのダメだ。




一人で大丈夫かな




街頭に照らされて 影ができている。




一人ぼっちの影が。




僕の前、ずっと前を1人で通っていく影は紛れもなく君のもので




それは僕を遠ざかっていった。




完全に 夜が滲んでいく。




泣いちゃダメ




泣いちゃダメ




でも ほんとは言いたいよ




「 僕を置いていかないで 」








end.




《一応解説.》


いかないで=逝かないで


街頭に照らされて=天国への道


最終便=あの世への道


寝ている姿をずっと見ていられるようになった=亡くなった




まぁ、要するに、じみな に 心配をかけたくない、病気持ちの彼女 と 薄々気づいていて心配していた じみな の物語です。




このようなケースは稀に起こることではありません。




いつ、どこで、あなたの大事な人がこうなるかなんて誰もわからないんです。



貴方の大事な人を 大切にしてあげてくださいね。



いつこうなっても悔いのないように。




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