第30話

台風のおかげ?笑
4,026
2018/09/24 14:00
あとちょっとで慧が帰ってくる...


って時に限ってさ
__ゴロゴロゴロ
__ピシャッ
やっ 今の大きくない?

そう思った次の瞬間

家中て電気が落ちた
あなた
あなた
嘘でしょ、停電?
やだ、無理、停電はほんとにやだ
あなた
あなた
慧〜〜(泣)
すると、タイミングよく

ドアを開ける音が、、

慧帰ってきたんだ、!
慧
あなた大丈夫?!
慧
え、停電?!
あなた
あなた
慧、!!
やばい..安心感がすごい

あなた
あなた
停電だよー、
ぎゅっと、慧に抱きつく
慧
俺今びしょびしょだよ??あなたまで濡れちゃうって
あなた
あなた
いいもん別に
ぴしゃ、っとまた大きな雷がなる

無意識に慧を抱きしめる力を強めてしまう
慧
もー、ほんと怖がり〜笑
慧
あなたまで濡れちゃったじゃんタオル持ってくるね
慧は、優しくそう言うと、洗面所にタオルを取りに行った

私はリビングのソファに座って、テレビのリモコンをカチャカチャいじってみるけどやっぱり、動かない、まああたりまえか笑
すると、ふわっと後ろからタオルをかけられる
慧
風邪ひかないでね
あなた
あなた
それ言ったら慧の方が危なくない?笑
慧
俺は強いからいーの笑
ほっそい体してよく言える、笑

なんて言ったら怒られちゃいそうだかやめておく
あなた
あなた
慧くんぎゅー
慧
んぇ、めずらし
慧
甘えたさん?かわい
あなた
あなた
だって、雷が怖いから
これが、台風上陸ってやつなのかな、

ごうごうと、大きな音を立てて風は吹いて、昼よりも増して、雨はやまないし

何よりこの雷よ
慧が、ぎゅーーーーっと苦しいくらいに、抱き締め返してくる
あなた
あなた
慧、苦しいってば笑
慧
あ、ごめん笑
慧は、私の肩に頭をこてん、と乗せる

慧
あなたは俺が守るから大丈夫だよ〜〜?
私を安心させるように、背中をトントンと、優しく叩きながら言ってくる

慧が帰ってきた時点でめちゃくちゃ安心したよ
あなた
あなた
言ったね、慧
あなた
あなた
絶対守ってね
慧
はい、姫は僕が命をかけて守ります!
やだな、嬉しいじゃん

そのあと私は安心感からか、

浅い眠りについてしまったらしい






起きた時にはだいぶ雨も風も弱まって、電気も復旧して落ち着いてきた
慧
あなたの寝顔はやっぱりいつ見ても可愛い
慧が頬杖をしながら微笑む
あなた
あなた
やだ、寝顔見てたの?笑
慧
可愛かったからずっと見てましたよ?笑
でもね、私知ってるよ

慧の寝顔は女の子顔負けで可愛いってこと笑

寝起きなんか特にね?
あなた〜〜って抱きしめてくるの
朝からキュンキュンさせられちゃうよね笑
慧
あーあ、もっと台風長引けば、甘えたさんのあなた‪が見れたのになーー、
あなた
あなた
やだよ、笑
あなた
あなた
ぎゅーしてあげるから許して?
慧
やだあ、ちゅーじゃなきゃ
あなた
あなた
ちゅーですか?笑
慧
うんそーだよ?笑
てか待てないから俺からしちゃうからね
え?って言う暇もなく、慧の唇が降ってくる

柔らかくて、暖かくて、ぽってりな慧の唇が
慧
大好きだよ
あなた
あなた
私もだよ?
ちゅ、っと愛おしそうに私に口付ける慧が大好き

いい旦那さん貰ったなあ、

これも全部台風が来てくれたおかげかな?笑
でも台風に感謝なんてしたくないな、笑





慧
腹減ったあー
あなた
あなた
あ、ご飯ある!
今日も、旦那さんに幸せたくさん貰いますね 

プリ小説オーディオドラマ