愛を確かめ合って、
自然とそういう雰囲気に
どちらからともなく顔を近づけ合う、
あと、数センチ....
と、絶妙なタイミングで
邪魔が入りました、
おお、伊野尾さん舌打ち入りましたー、
見にこなくていいことしてましたよ?笑
大ちゃんは見てなかったのかな
良かったー、笑
ニコニコスマイルで言う彼を
恨むことは出来なさそう、
そう言うと大ちゃんは、“持つよ”と言って
私の抱えていた飲み物を全部持ってくれた
素直に飲み物を渡す大ちゃんが
なんか可愛い、
さすが5歳児 〜〜 なんて言ったら怒られちゃうな笑
手ぶらになった、大ちゃんは
ルンルンとスキップしながら行ってしまった
慧が立ち止まって、あんぐり口を開ける
ここから楽屋なんて数メートルに過ぎないのに短い距離でも手を繋ぎたがる慧が可愛い
そう言って、手を差し出す
半分こって言っても、慧の方が多く持ってるけど、まあいいの
これで慧の片手が空いたから
といって、私に手を差し伸べる
慧の大きな手が、私の手を包み込む
もっと、楽屋が遠かったらいいのにな、
なんて思ったのはあなたには秘密です、笑
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。