第10話

いつでも手を繋いでたいの、!
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2018/09/19 08:59
愛を確かめ合って、

自然とそういう雰囲気に

どちらからともなく顔を近づけ合う、

あなた
あなた
慧、
あと、数センチ....


大貴
大貴
伊野尾ちゃーーーん!
と、絶妙なタイミングで

邪魔が入りました、
慧
チッ
おお、伊野尾さん舌打ち入りましたー、
慧
なに、どしたの
大貴
大貴
伊野ちゃんたち遅かったから様子見に来た!
見にこなくていいことしてましたよ?笑

大ちゃんは見てなかったのかな

良かったー、笑
あなた
あなた
そっかあ、笑
ニコニコスマイルで言う彼を

恨むことは出来なさそう、
あなた
あなた
戻ろっかー、
大貴
大貴
うん!
そう言うと大ちゃんは、“持つよ”と言って

私の抱えていた飲み物を全部持ってくれた
慧
だめ、!俺が持つ
大貴
大貴
ええなんでよ〜〜
慧
大ちゃんが優しくしてあなたが大ちゃんに惚れちゃったら困るの!
大貴
大貴
ええ、じゃあ伊野ちゃん持ってね
素直に飲み物を渡す大ちゃんが

なんか可愛い、

さすが5歳児 〜〜 なんて言ったら怒られちゃうな笑
手ぶらになった、大ちゃんは

ルンルンとスキップしながら行ってしまった

慧
あー、
あなた
あなた
ん??
慧が立ち止まって、あんぐり口を開ける
慧
俺飲みもん持ってたらあなたと手繋げないじゃん
あなた
あなた
え、笑
ここから楽屋なんて数メートルに過ぎないのに短い距離でも手を繋ぎたがる慧が可愛い
あなた
あなた
じゃあさ、
あなた
あなた
半分こしよ
そう言って、手を差し出す
半分こって言っても、慧の方が多く持ってるけど、まあいいの

これで慧の片手が空いたから
慧
はい、どーぞ
といって、私に手を差し伸べる
あなた
あなた
どーも、笑
慧の大きな手が、私の手を包み込む

もっと、楽屋が遠かったらいいのにな、


なんて思ったのはあなたには秘密です、笑

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