不安そうに、悲しそうに、寂しそうに.....苦しそうに
君がそう言うから
孤独だった君には笑って欲しかったから
伸ばされた手を払うこと無く、迷うこと無く取った
君がそう楽しそうに笑うから
興味ないはずのあの大戦も、少し楽しかった
君は私に一生解けない呪いをかけた
君のいない世界は息がしずらかった
生きている心地がしなかった
君なら、きっとどんな方向へ進んでも許してくれる
だから、この道を選んだ
私達のように苦しむ呪術師を生み出さない為に
・・・
1年前と何ら変わらぬ姿で現れたソイツ
でも、違った
姿、魂の形、声、口調全てが同じでも
全く、違った
君は1度死んだ、でもそれで良かったと思う
君はようやく開放されたんだから
...そんなアイツを、もう一度縛ろうなんざ
私は、絶対に許さない
君が笑っていられるならどんな世界でも受け入れるよ
END (原作if)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。