第3話

彼を殺したもの
丁度1週間前。彼は突然死した。

アルバイト中に意識を失い、そのまま1時間後、息を引き取った。

しかし、予兆はあった。

2ヶ月前から発熱、嘔吐、胸部の痛みなど体調不良が見られた。

これをただの体調不良だと思ったのが間違いだった。

彼の異変に気づいたたった1人の人物。

親友である、高峰君。

が、高峰君もまた、少し程度がひどい体調不良、くらいに思っていた。

そもそも南君の体調不良になぜ家族は気づかなかったのか。

原因は父親にあった。

母親と離婚はしていないが、関係が崩壊しかていた。

仕事はしない、酒癖がひどい、
無駄な物にお金をかける。

更にそのお金は母親と南君が必死に働いて稼いだお金。

もう散々だった。

文句を言えば、何をされるか分からない。

体調なんか、崩してる場合じゃなかった。

そして、


もう限界ってなんだ?って思ってしまうほど頑張って

頑張って

生きた

けど


身体はダメだった。


診断結果は「心臓の突然死」


でも


南君に言わせれば









「父親に押し潰されて殺された」

ようなものだった。