ドカッ
あなた 「痛っ…」
??? 「あ…」
あなた 「誰…?」
牛島 「む、俺は牛島若利だ。何をしている、影山あなた」
あなた 「あ、牛島さんか…」
あなた 「自販機の帰りで、道に迷ってるnowです」
牛島 「そうか。ユースの方に行くのか…?」
あなた 「はい」
牛島 「21時だ。女子達がいる方はもう閉まっている」
あなた 「え、どしよ…」
牛島 「俺達の部屋へ来るといい。」
あなた 「…はい?」
牛島 「来い」
ガチャッ
天童 「お、若利くんおかえりー」
牛島 「天童、女子を入れてもいいか」
天童 「え、なんでいるのぉ〜?」
牛島 「確か…自販機の帰りで道に迷ってるnowです…だったと思うが…?」
天童 「ブヒャヒャヒャヒャ若利く〜ん、その子の言った言葉そのまま言うのね〜www」
牛島 「?何か、問題でもあったか…?」
天童 「いや、ないよ…www」
天童 「皆に聞くから待ってな〜w」
天童 「イイヨーw入りな」
瀬見 「女子か…どこで寝るか…?」
天童 「英太く〜ん、手出しちゃだめだよ〜www」
瀬見 「出さねぇよ!!」
白布 「瀬見さん…」
瀬見 「出しません!!!!」
大平 「あの角でいいか?」
あなた 「あ、はい。」
大平 「近くで寝るやつ誰がいいとかあるか…?」
あなた 「とくには…」
天童 「遠慮しなくていいんだよ〜」
あなた 「えと、じゃあ…学年が近い人がいい、デス…」
天童 「つとむ〜」
天童 「ありゃ、寝てる」
山形 「2年でもいいか…?」
あなた 「いいですよ!」
白布 「俺かよ…」
あなた 「なんか、すみません…」
白布 「いや、別にいいし」
白布 「おい、太一。」
川西 「ん〜?」
白布 「お前、女子の隣で寝ることになったぞ」
川西 「え、なんで」
白布 「学年が近い方がいいんだと」
川西 「ふ〜ん、賢二郎の好きな方で寝な」
白布 「ありがと」
白布 「んじゃ、お前はやく寝ろよ」
あなた 「…はい」
白布 「マネは朝はやいんだからさ」
あなた 「ありがとうございます」
白布 「い〜え、じゃおやすみなさい」
天童 「賢二郎〜、もう寝るの…?」
白布 「牛島さん、寝てるんで…俺も寝ます。」
天童 「あ、ほんとだ。じゃ。おれも。」
あなた 「おやすみなさい…」
白鳥沢 「おやすみ〜」
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。