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第2話

罰ゲームは・・・(1)
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2018/07/21 08:50
その夜、私はなかなか寝つけずに結局寝たのはいつもより3時間も遅い朝の3時だった。

案の定、私は寝坊した。
「え、え!何でこんな時間なの!?」
今日が土曜日だから良かったものの、学校がとっくに始まってる8時40分を過ぎていた。しかし、すぐに次の焦りが襲いかかってくる。まて、まて、まて・・・
「今日部活あるって言ってたんだった!」
そして脳裏によぎったのは、
『先輩も遅れちゃだめですよ』
という後輩の声だった。私は急いで仕度をしながら、彼の名前を思い出そうと必死に記憶を辿った。が、全然出てこない。(私って記憶力低下してるのかな・・・)そう思ったら、気持ちが落ち込んできた。でも、そんな余裕はない。その落ち込んだ気持ちを起こして、私は家を出た。
 私は学校まで全速力で、でも安全には気をつけて走った。学校についてスマホを取り出そうと鞄を開けた。
「ハァハァ…間に合った!?」
「惜しかったですね。」
突然の後ろからの声に、驚いて勢いよく振り向いてしまった。目の前には顔・・・ん?顔?
「顔がっ、近っ!!!」
「あぁ、驚かせてごめんね。立花先輩。」
確かに見覚えのある顔だけど、いっこうに名前が思い出せない。顔を見て悩んでいるとその顔がニヤリと笑った。
「じゃあ立花先輩!罰ゲーム!」
ピピーと笛を吹く真似をしてまた彼は笑った。
「じゃあ何にしましょうか?」
と、彼が内容を考え出して、私はこれはまずい状況ではないかと思った。話を変えようとして私はとにかく部室に行くことを思い付いた。
「遅れたのは悪かったけど、部室に行こう。青井も待ってるし。さあ、行こう後輩。」
「はーい。」
少し残念な顔をした後輩と私は部室がある3階へと歩き出した。昨日青井に新入部員が一人入るってことは伝えてあるから、今日は日本一暗い町に行って星空観測したいって話を出してみようか・・・とやることを整理しているとなにやら思い付いたように彼は私に声をかけた。
「あぁ、先輩!もしかして・・・」
階段を上り終えたところで、目の前にスッと腕が出てきて行く手を塞いだ。
「え?」
私は置かれてる状況が分からなかった。すぐに避けて下から行こうとしたが、また目の前に腕が・・・。これってナチュラルに壁ドンされてるんじゃない・・・?沈黙が続くこの時間に、鼓動が高鳴るのを感じた。
「先輩、僕の名前覚えてないんじゃないんですか?」
横から後輩が、勝ち誇ったように聞いてきた。私は負けた気がして、断固認めなかった。ドキドキと鼓動がうるさい。真っ直ぐと見つめてくるその瞳から私は目が離せないでいた。