第57話

流した涙さえ決して無駄じゃない
308
2022/09/04 13:53

中村side







スペジャニ大千秋楽無事迎えれたみたいで
とりあえず安心









初めて別々になって、


斗亜がおったらこうするかな

とか

琉巧やったらこんなアドバイスの出し方するんかなあ

とか

彪太郎ならこの状況こうやって行動するかな



沢山頭を悩ましながらも

やっぱり6人じゃないと駄目なんやって良い意味で気づけた夏やった気がしてる











二手に別れて座長をやらせてもらうって中々経験出来ひん事なんやろうなって思って
この舞台は絶対自分たちにとって意味のあるものにしたいって気持ちがどんどん強くなった










でも、正直な話

ちょっと寂しかったかも笑






付き合いが長い
拓哉と風雅が居てもやっぱり
6人で一緒にいることを求めてた




だから千秋楽に
斗亜が来てくれたのはすごい嬉しくて
早く同じ景色を見てほしいって感じたよ








ひとつも空席がなくて、関ジュのことがだいすきな人たちしか居ない空間で


こんなにしあわせで良いんかなって挨拶のときも言った気がする





絶対泣かないって決めてたのに
ファンの方が温かすぎて涙で前が見えなくなるぐらい視界がぼやけるぐらい溢れてきた











いつも有難うの気持ちを込めて一礼をして、
Weareを歌って幕を閉じた







拍手が鳴り止まなくて
ほんとにしあわせだなあって改めて思った千秋楽だった














思い出振り返ってたら斗亜来たわ笑


















「お疲れ様〜!」



嶋﨑「わあ〜!あなた待っててくれたんやあ」




「疲れてるとは思うねんけどご飯行きません?」




嶋﨑「えっ!行きたい!」



「やったあ〜!何食べる〜?」



嶋﨑「ラーメンとか?」



「うわ待って言おうとした」



嶋﨑「一旦梅田まで行こ〜」



「せやね」



嶋﨑「今日来てくれて有難う」



「大千秋楽に行こうと思って毎日そわそわしてた」



嶋﨑「なんでなん笑」



「だって拓哉とか風雅行ってたからはよ見たい!って笑」



嶋﨑「どうやった?」



「やっぱり演じる人が変わるだけでこんなに違うんやってなったしめちゃくちゃ良かった」



嶋﨑「良かったあ!」



「もう1回見たいもん」



嶋﨑「ルイのセリフだけなら言えるで!」



「レッドチャージャーだ!ってな笑」



嶋﨑「そうそう笑」



「ショータイムもめちゃくちゃ良かった!Weare6人で歌いたいよな」



嶋﨑「めっちゃ歌詞いいよな」



「歌ってる最中何回泣きそうなったか」



嶋﨑「千秋楽泣いてたやん」



「見えとったんかよ笑」



嶋﨑「見えるよそりゃ笑」



「なあーんか早かったなあ」



嶋﨑「斗亜も思うわそれ」



「よなあ」



嶋﨑「でも楽しかった」



「忙しかったけどより楽しかったよな」



嶋﨑「そうやなあ」



「電車のなかで語ることあんまないで」



嶋﨑「内容熱いんよな笑」



「あともうちょいで梅田やあ」



嶋﨑「あっ」



「なによ笑」



嶋﨑「今西村くん梅田おるで」



「連れてくか?」


嶋﨑「いやうるさいから2人で行こ笑」



「じゃあフリーズにしとくわ笑どうせ見てこっち来る気してるから笑」



嶋﨑「斗亜もフリーズしとくわ笑」

























疲れてるはずやのにご飯誘っちゃって申し訳ないなあって思いつつその気持ちを汲み取って


あなたとご飯行きたかったから行けてよかった!


って言ってくれる斗亜ってほんまにどこまでも優しくてつい甘えちゃう








家に帰って頭の中を整理しながら
考えてたのは







先輩後輩忘れちゃうし、無意味すぎるのが
Lilかんさいの良い意味でも悪い意味でも駄目なとこなんかなあってようやく理解出来てきたような気がしてる








これからの行動次第で色々変わってくるんやろなって考えたら自分たちの武器を早く見つけないとって焦りがでた






















プリ小説オーディオドラマ