4年前 ②
濵「あなた!大丈夫か?」
『え?何が?』
濵「なんか、ネットで騒ぎになってる…あなたと紫耀が付き合ってるって。」
『嘘でしょ…?』
神「なんかな、紫耀に照史が雑誌であなたのこといじったらしいんよ。」
『なんで桐山くんが知ってんの?』
神「紫耀がいろんな人にいいまくってるからなぁ」
濵「まじかよ、あいつ天然なんかなんなんか…」
『紫耀!』
紫「ああなた!なんで最近連絡くれへんの?」
『紫耀さ、ほんと自分のこととか人のこととかちゃんと考えて行動したほうがいいんじゃないかな?』
紫「どしたん?俺なんか変なことした?」
『はぁ…。 今ネットで私と紫耀が付き合ってるって噂になっちゃってるんだよ!』
紫「ほんまのことやからええやん!」
『そういうことじゃなくって! あとさ、私とヤッたときの声録音してたの?ほんとにありえないんだけど!』
紫「ん…ごめんなあなた。」
『しかも、ほっくんに私が紫耀にあげたネックレスあげたでしょ?』
紫「それはひらのより北斗のほうが似合うと思ったからやし!」
『…もう紫耀の度を越した天然についていけない。』
紫「俺天然じゃない!」
『別れよ。』
紫「え…?」
風「おい、お前紫耀とまだ続いてんのか?笑」
『別れた。てか私が一方的にお別れしてきた』
健「今ネットで大注目のアイドルさんだもんな〜」
勝「俺、紫耀からあなたの声のこと聞いたんだよね〜」
マ「なに声って?」
健「マリウスくんはまだ知らないほうがいいかも〜笑」
聡「あなたちゃん大丈夫?」
『全然大丈夫じゃないよ〜そちゃ〜ん』ムギュッ
健「あら!新たな恋ですか〜?笑週刊誌にとられるぞ?」
『…もうやめて!』
風「でも紫耀もすごいよな、Jrなのにあんな追っかけられてて」
勝「だって相手があなたなんだもん、今大注目の若手アイドルって人気なんだから」
『もう、みんな無理… 』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。