第11話

世界一Hiレベルな女 #11
637
2019/07/31 03:42
あなたside


そのとき誰かが美 少年の楽屋にやってきた。


(コンコンッ)


美 少年「はーい」


橋本「失礼しまーす!あなたちゃんってここに居る?」


浮所「いるよー」


『...何か?』


橋本「今からみんなで合わせるから迎えに来たんだけど」


『...あっそ』


藤井「...あなたちゃん何か怖くない?(コソッ)」


龍我「それ思った(コソッ)」


橋本「早く行こ!」


そう言って橋本くんは私の手を引っ張って


美 少年の楽屋を出た。


『っ離してよ!!』


橋本「あ、悪い...」


そう言って私は橋本くんを置いて、


1人でレッスン室に向かった。


(ガチャッ)


優斗「あ、橋本くん、あなたちゃん連れて...」


優斗くんは私を橋本くんと勘違いしたみたいで、


私を見た途端、動きが止まった。


でもすぐに我に返って、


優斗「あれ、橋本くんは?」


『...知らない』


瑞稀「は?」


『置いてきた』


瑞稀が怒りだしそうだったから、


そう付け加えておいた。


そして少し時間が経ってから、


橋本くんは戻ってきた。


作間「はしもっちゃん、どこ行ってたの?」


橋本「え?ああ、みんなのドリンク買ってきてた。」


猪狩「お、まじ?!よっしゃ!」


さっき、きついこと言ったし、


私の分はないだろうと思って、


1人で練習を始めていたら、


橋本くんが私のとこに来て、


スポーツドリンクを渡してくれた。


『え?』


橋本「はい、どうぞ」


『別にいいのに...』


橋本「何言ってんの、あなたちゃんも仲間でしょ。」


『え?みんな私のこと嫌ってるんじゃないの?』


そう言ったら橋本くんはみんなのほうを向いた。


優斗「確かに好きではないけど別にぶりっ子ってわけじゃないし」←


作間「それにあなたちゃんが言ってることは正論だと思うし」


猪狩「それであなたさんがこの部屋を出て行ってから今後のことをみんなで話して、あなたさんが居れば、俺たちももっと成長できるかなって」


瑞稀「さっき話をしてみて、悪い人じゃないのかなって思った」


『...あっそ』


橋本「素直じゃないなぁ。」


そう言って橋本くんは笑った。


『あっ、お金...』


そう言ってドリンク代を出そうとすると、


橋本「いいよいいよ、俺の奢り」


『え?』


猪狩「やったー!!」←


猪狩くんすごく喜んでた()


『でも...』


橋本「だーかーらー、いいの!お近づきの印にってことで!それにあなたちゃんは女の子なんだから、男の俺にカッコつけさせてよ」


優斗「ヒューヒュー!」


作間「はしもっちゃんかっこいいー笑」


橋本「おい、やめろよ(笑)恥ずかしいじゃん」


そう言って橋本くんは照れて、


みんなで笑いました()

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