あなたside
私は今から瑞稀のところへ行ってきます←
(ガチャッ)
事務所の屋上の扉を開けると瑞稀を見つけた。
...ん?誰かと話してる。
あれは...誰?←
すると瑞稀じゃないほうの人がこっちに気が付いた。
私がそっちに歩いて行くと、
瑞稀もこっちに気付いて、
瑞稀「...来んなよ」
と言われたけど、そんなこと気にせずに
『初めまして、』
もう1人の人に話しかけた。
?「あ、初めまして。HiHi Jetsに入る女の子ですよね?俺、那須雄登って言います。」
『そそ!よろしくね茄子くん、?』
那須「発音違います」
『那須くん?』
那須「そうですそうです、笑」
那須「...じゃあ、俺はここで失礼しますね」
瑞稀「.....」
『はーい、またね茄子くん!』
茄子「だから発音違いますって、笑」
そう言いながら茄...じゃなかった、那須くんは屋上を出ていった。
瑞稀「...お前、俺たちのグループに居る時と態度違うのな。」
『別にいいでしょ、あんたに関係ない』
瑞稀「.....何しに来たの」
『特に何も』←
瑞稀「だったら来んなよ、」
『ほんとは嬉しいくせに。』
瑞稀「...別に嬉しくねーよ」
そんなどうでもいい話をしながら瑞稀と少しずつ打ち解けているような感じがした。
『ねぇ、何て呼べばいい?』
瑞稀「勝手に呼べば。」
『じゃあ瑞稀でいいや』←
『瑞稀はあなたって呼んでね』
瑞稀「...」
『急に黙るなよ、笑』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。