爽）今日から新しい曲だよね

貴）あ〜確かそうだったね

爽）何がいいかね〜？

貴）早口じゃないのがいいな(笑)

爽）口まわんないもんね(笑)

貴）そうなんだよね(笑)
あ、ちょっと先生に呼ばれてるから
先部活行ってて？

爽）わかった〜！

それから爽夜と別れ
職員室により部室に行こうとした時

貴）ふぅ、

晴）やぁ

貴）南風. . .

晴）答えは決まった？

貴）ｯｯ、

晴）そのネックレス、
福山先輩から貰ったんだろ？

貴）貴方には関係ないでしょ、

晴）福山先輩が好きになっちゃった？

貴）ｯｯ、

助けてもらおうにも
ここは人がほぼ通らない場所で
周りには私達以外誰もいない

逃げ場のない私に南風は
ゆっくりと近寄ってくる

貴）こ、来ないで. . .

晴）簡単な話だろ？
福山先輩じゃなくて俺にすればいい

貴）ｯｯ、

康）あなたちゃん、？

貴）康先輩、！！

逃げ場がなく南風に掴まれそうに
なった時、康先輩が廊下に来た

貴）助けてください、！

康）その子から離れてくれるかな

康先輩は私と南風の間に入ると
私の事を庇ってくれた

晴）ﾁｯ、次は逃がさないから

貴）ｯｯ、

南風はそう呟くと
その場をあとにした

貴）ﾎｯ､よかった. . .

康）大丈夫？

貴）ありがとうございます、！
助かりました、

康）何があったの？

貴）えと、その. . .

康）福山の事？

貴）え、

康）ごめんね、少し聞こえちゃって

貴）そうだったんですね、

康）場所移動しよっか

貴）はい、

それから先輩の後をついて行くと
中庭に出た

康）座って？

貴）失礼します、

2人ベンチに座ると
康先輩が私に問いかけた

康）あなたちゃんは
福山が好きなの？

貴）その、

好き、かどうかが私にも
分からない. . .
いや、わかってるけど言えない

康）言えない理由ってもしかして
伊藤くんと爽夜のせい？

貴）え、

康）大丈夫、2人だけの秘密にするから

貴）. . .私、伊藤くんが
好きだったんです
でも、今2人付き合ってるじゃないですか

康）そうだね

貴）もう吹っ切れてはいるんです
ただ、

康）そんな早く次に
進んでもいいのかって事ね

貴）はい、

康）俺はいいと思うよ？
だって、好きなっちゃったなら
仕方ないじゃん？

貴）そう、ですかね. . .

康）もっと素直になっても
いいと思うよ
福山が好きならそれで
伊藤くんの事は吹っ切れたんでしょ？

貴）はい、そうですよね、！
ありがとうございます

康）お役に立てたか
わからないけどいつでも
相談してね？

貴）はい！

康）じゃあ行こっか