第138話

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2,037
2023/01/31 09:46
あなたside










… それからあっという間に

空は青色の晴天から

美しい星が散りばめられた空へ姿を変えた。





────────カタンッ







(なまえ)
あなた
  けほっ … 、


看護師さんに事情を話して

特別に外室許可を貰った。





… 入口まで行った時

少しフラついてしまった。










その時──────────









─────────トンッ





JH
JH
  っと … 危な …   



(なまえ)
あなた
  あ …  



グイッと肩を抱き寄せられて

ジョンハンさんの腕の中に入る私。




そんなに身長差は無いけれど

元々差があんまりないからか

顔が近くにあると目が合いやすくなって

なんだか気まずい …




JH
JH
  大丈夫 … ?





心配そうに眉を寄せるジョンハンさん。




(なまえ)
あなた
  はい … ごめんなさい  



JH
JH
  平気だよ … 。
ジスを守ってくれて、ありがとう



儚げで、

少し悲しそうな表情をしながら

私の腹部の痛々しい傷跡を

見るジョンハンさん。






やがてジョンハンさんの手は

私の腰元へ置かれ、

反対の手で傷口を

優しい手つきで つぅ … となぞられる。





(なまえ)
あなた
  … あまりいいものではありませんよ  



JH
JH
  こうさせたのは俺達だから … ね?  


病院の入口付近、

冷たい風が窓から入ってくる。




暗くて廊下の病棟の電気しか

付いていないこの環境で、

私達、たった2人が

蛍光灯に照らされるのだった。






なぞられた手が、

腰のところまで降りてきた時、

続けて手を ぎゅ っと握る。










… 正直、何がしたいのか

私には理解できなかった。




けど、この時間に

温もりを感じたのは確かだ。





人肌が恋しくなるのは

今までひとりで頑張ってきた証拠なのだから。




きっと …

どっかの誰かさんも同じなんだろう。








JH
JH
  … 外、行こっか。寒くない?  




(なまえ)
あなた
  は、 … はい …  




そうして、ようやく外へ。






なんとも言えない風が

私達の横を通り過ぎる。




JH
JH
  温かいね … あなたは  。




(なまえ)
あなた



─────────キュッ





手を握られる手に

少しだけ力が入ったのを感じた。





ちらっ と横の様子を伺って、

私のことをリードしてくれるジョンハンさん。















1番最初の時も …

困り顔で貴方は私に手を差し伸べてくれた。




いつだって 、

ジョンハンさんが隣にいてくれた。








その理由を知りたい。









そんな事を貴方に聞いても

私は許されますか──────────?






𝐍𝐞𝐱𝐭







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… これから先は

全然Caratが一度は思った事ある

はに と しゅあ による

〇〇が始まるので

楽しみにしてて下さい ㅋ






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それではあんにょん(*˙˙)

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