あなたside
… それからあっという間に
空は青色の晴天から
美しい星が散りばめられた空へ姿を変えた。
────────カタンッ
看護師さんに事情を話して
特別に外室許可を貰った。
… 入口まで行った時
少しフラついてしまった。
その時──────────
─────────トンッ
グイッと肩を抱き寄せられて
ジョンハンさんの腕の中に入る私。
そんなに身長差は無いけれど
元々差があんまりないからか
顔が近くにあると目が合いやすくなって
なんだか気まずい …
心配そうに眉を寄せるジョンハンさん。
儚げで、
少し悲しそうな表情をしながら
私の腹部の痛々しい傷跡を
見るジョンハンさん。
やがてジョンハンさんの手は
私の腰元へ置かれ、
反対の手で傷口を
優しい手つきで つぅ … となぞられる。
病院の入口付近、
冷たい風が窓から入ってくる。
暗くて廊下の病棟の電気しか
付いていないこの環境で、
私達、たった2人が
蛍光灯に照らされるのだった。
なぞられた手が、
腰のところまで降りてきた時、
続けて手を ぎゅ っと握る。
… 正直、何がしたいのか
私には理解できなかった。
けど、この時間に
温もりを感じたのは確かだ。
人肌が恋しくなるのは
今までひとりで頑張ってきた証拠なのだから。
きっと …
どっかの誰かさんも同じなんだろう。
そうして、ようやく外へ。
なんとも言えない風が
私達の横を通り過ぎる。
─────────キュッ
手を握られる手に
少しだけ力が入ったのを感じた。
ちらっ と横の様子を伺って、
私のことをリードしてくれるジョンハンさん。
1番最初の時も …
困り顔で貴方は私に手を差し伸べてくれた。
いつだって 、
ジョンハンさんが隣にいてくれた。
その理由を知りたい。
そんな事を貴方に聞いても
私は許されますか──────────?
𝐍𝐞𝐱𝐭
アンケート
誰と結ばれて欲しいですか
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… これから先は
全然Caratが一度は思った事ある
はに と しゅあ による
〇〇が始まるので
楽しみにしてて下さい ㅋ
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魁みたいな小説を書きたいなぁ …
と思ってる方、必見です (
見て損はさせませんので
是非覗いてみてください ~ ♡
それではあんにょん(*˙˙)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!