ジョシュアside
… あのサセンとの戦い後、
あなたさんは病院へ運ばれ
僕達メンバーは皆抜け殻状態だった。
────────ゴンツ
っていう人もいるし
三日三晩、部屋にこもりっぱなしで
聞いた事のない感情の
音楽を制作する人はいたり…
またある時は
食べてたプリンも
すっぽかして新しいプリンを買いに、
コンビニまで走るものまで現れた。
そんな僕はと言うと
あなたさんが居ないこの時間は
とてつもなく長く感じたんだ。
それになにより、
僕のせいで重傷になったあなたさんに
何が何でも早く謝りたかった。
けどそんなある日、
ジョンハニとウジであなたさんの
お見舞いに行っている日に、
数時間後、急にジョンハニから
何故か電話がかかってきた。
──────────ピッ
そこで電話が途切れた。
…どれだけタイミングが悪い事やら、、
ということはどうでも良くって
不思議と何故かジョンハニから
「 目覚めた 」
という報告に対して僕は、
座っていた椅子から立ち上がっていた。
行くしかない
そう強く思った僕は
明後日、彼女のお見舞いに行くのと同時に
言いたいことを全部、目の前で言って
終わろうと思った。
そうして今に至る。
扉を開けてくれた彼女は
自分のベッド横にあるひとつの
パイプ椅子を指さして差し出してくれた。
……そんな時でも優しくて
顔色一つ変えないあなたさんを見て
今まで僕か抑えていたものが
その場で全部溢れたんだ。
──────────ぎゅ
僕よりも遥かに小さいその肩を
そっと抱きしめた。
大きく見開くあなたさんは
まるで時が1部止まったかのように
動かなくなった。
でも数秒経った時、
優しい手で僕の肩を抱きしめて
優しく微笑んでくれたんだ。
抱きしめながら彼女は
透き通った声で確かに僕に言った。
母のように言いながら
優しく微笑んではにかむあなたさん。
その仕草ひとつで
僕はもう彼女がいないと生きていけない
と思ってしまったのかもしれない。
いくらBGは護るのが
当たり前だったとしても。
生きて帰ってくるのが
当たり前じゃなかったとしても。
手足の1本が無くなっても
不自然では無いこの世界で、
女性の中でこんなにも体を張って
人の為に動ける人と初めて会ったから。
僕の方こそ生きてくれてありがとう。
僕を助けてくれてありがとう。
その日は僕の思い出の中で
1番泣ける物語が記された。
𝐍𝐞𝐱𝐭
前の長文で
思っていたよりも他の方から
コメントが来てビビっている魁です ⟵
意味深な言葉が詰まっているので
私の過去は気が向いたらこの小説の
あとがきの後にでも…… ㅋ (
さて!今回はリニューアル作品っ.ᐟ.ᐟ
『 剛田の妹、引きニートなようで。 』ですㅋ
元 「 恋の病に薬はありません 」
なのですが、何故かこちらにした所
1日で🌟が50近く増えたという… ㅋ
内容はあらすじを見てください 𖤐´-
この小説の夢主ちゃんは
天才ハッカーで👼の妹。
なのに事務所の人手不足により
急遽セブチのマネをすることに…
面倒くさくなったさ夢主は
メンバーから嫌われるように
わざとぶりっ子を演じる…
って話ㅋ
気になった方は是非見てください✨
それじゃあんにょん🤍
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。