第11話

おでかけ
361
2021/03/01 07:19
狗巻くんが貸してくれたぬいぐるみを抱き締めながら私は1人反省会を開いた。



良いのかなぁ、呪術高専に入学しても。


そもそも狗巻くんの家系とは代々仲が悪いんだし、ゴリ押しで仲良くしようとしたけど気まずくなっちゃったし。。


今日のお出かけも行けるかわかんないし。










きっと無理だろうなあ



じわじわ涙が浮かんできて改めて実感した。













ほんとに楽しみだったんだ。。




ガチャ
そこには私服の狗巻くんが畳んだ服を持って立っていた。
あなた

え、あ、どうしたの、

狗巻棘
狗巻棘
ツナ行こう
あなた

う、うん!

狗巻くんは私に服を渡すと、そっとドアを閉めて出ていった。



ほ、ほんとに行けるんだ、、!
あなた

やったぁ!

私はベットの上で飛び跳ねる。


慌てて狗巻くんの服を着て鏡の前に立った


狗巻くん小柄だからサイズちょうどいいかもと思ってたけどやっぱ大きいなあ



急いで髪を整えた。
あなた

よしっ!

顔に力を込め笑顔を作る。


笑顔の練習!(もう遅いけどね


財布を掴んで飛び出した
あなた

きゃっ

狗巻棘
狗巻棘
っ!
ドアの前に狗巻くんが立っていた
あなた

あ、待っててくれたの?

狗巻棘
狗巻棘
しゃけ
やったぁ!とかよしっ!とか叫んでるの聞こえてたかも、、!



でももう楽しんだもん勝ち!
あなた

待たせてごめんねっ行こっ

私は狗巻くんの手首を掴んで引っ張った








楽しみ!

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