君のくちびるに触れられるのは、
いつ?
航「朱音んちの前の桜すげーな」
朱音「桜吹雪の頃はもっとすごいよ」
私と航が付き合い始めて、
3ヶ月
いつも家まで送ってくれる
けど、キスしたことないし、
手すら繋いだことない
私、本当に航の彼女なのかな?
愛音「それは、色気が足りないのさ」
朱音「なっ!…そーなのか…」
愛音は、私の2つ下の妹
中3のくせに、姉に対しての態度よ!!
愛音「聞いてみればいーじゃん?
私のことどう思ってる?って
にしてもあんなイケメン…羨ましい」
朱音「うるさいっっ」
そんなこと、聞けるわけない_
航「ごめん、遅くなる
写真部に頼まれてさ」
朱音「あー…そっか!大丈夫だよ」
女子A「ありがとうね〜航くん」
美沙「航!行こっか〜」
航「あ、うん」
航の同じクラスの上野さん…
やっぱキラキラだなぁ
私ももっと自分に自信持てればなぁ
航「ごめん、遅くなった」
(朱音は机に突っ伏して寝ていた
航「朱音さーん?」
ー3か月前ー
航「やべっ、委員会なげーよ…」
ガラガラ
航「望月!ごめん!…って、寝てる
先生に頼まれたの全部終わってる」
(朱音の髪の毛を手で触れる
航「いっつも人の世話ばっかして…」
-------❁ ❁ ❁-------
航「俺はあの日、
朱音のことを好きだって思ったんだよ」
(顔を近づける
航「寝顔になら出来るのにな」
今、みんなで遊びに来ています
昨日の夜、突然航から連絡きて、
航))明日空いてる?
2人でどっかいくのかなぁ、なんて
まあ…みんなでいた方が楽しいもんね
航「朱音!これ!」(パーカーを渡す
朱音「はいはい」
バシャバシャ
朱音「わ、足元すごいよ?」
航「うわ、まじだ」
朱音「あ!ハンカチハンカチ!」(駆け寄る
そーいう子供っぽいとこ、航っぽい
朱音「わっ!」(こけそうになる
航「おっ、あぶね (支える
焦りすぎ笑笑」
朱音「ごめん、あはは…」(顔が近づく
航「…」
朱音「… // (デコピンされる
いったぁ!!!」
航「後で洗って返す、さんきゅ」ニコッ
今、一瞬、
キスされるかと
思った
航「やべー…」///
男子A「?」
朱音「わざわざありがとう」
みんなは残るらしかったけど、
私は用事があって帰ることにした
航は、私についてきてくれた
朱音「みんなとまだいれば良かったのに」
航「一人で返すの心配だったし」
その後、たわいもない話をしていた
ブロロロ…
美沙「やっほ!彼女さんもいる〜」
航「あ、上野」
朱音「ど、どーも」
美沙「塾帰りでさ〜」
航「へーおつかれ」
美沙「ありがと!あ、そういえば、
この間の写真、みた?」
航「見てねーよ、興味ねーし」
美沙「えー?かっこよく写ってるよ?」
今、私だけ
違う世界にいる
バッ(朱音が席を立つ
朱音「あ、あたし一人で大丈夫…」(苦笑い
スタスタ…
航「朱音っ」
最悪…
勝手に引き目感じて…
こんな自分、大っ嫌い…………
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。