♡アネキ「いや、もうやるしかないやろ」
一通り聞いた姉はハッキリ言った。
♡「で、でも…」
私がまだモゴモゴしているとオンニは椅子から立ち上がった
そして私の方をガッシリ掴んだ
♡「うわっ」
♡アネキ「あんた誰の妹だと思ってんの?!この可愛い私の妹よ!??」
そう言いながら私の肩をグワングワン揺らした
♡「わかった、わかったから…」
♡アネキ「よし!!わかったらよろしい!!!」
そう言いながら姉は嬉しそうに腰に手を当てて続ける
♡アネキ「あと、学祭まで一週間くらい?」
♡「う、うん…。丁度一週間だよ」
♡アネキ「ならばヨユーで変えれるね!!!!」
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♡アネキ「題して学祭でモテモテ女子になっちゃおう作戦!!!!」
そうしてオンニと私の作戦は始まった
パックやヘアケア、トレーニングまで
一週間でできることをやり尽くした
学祭前日
♡アネキ「おー、やっぱ2リットル飲むのは良いんだね〜ここのニキビなくなってるよ」
♡「ほんとだっ…!」
♡アネキ「これであとは明日私がガチ可愛いメイクをするだけだな!!」
♡「ありがとうオンニ…!」
私はオンニに大感謝しながら布団の中に潜った
学祭当日、
うちのクラスはとんでもなかった
「やばい天使がいる…」
「あぁっぁぁ、目があぁ」
「フィリックスくーーーん!!!!」
「可愛い可愛い可愛い」
「きゃああああああっ♡」 「え、天使?」
「付き合ってくれぇぇぇ!!!」
フィリックスが無双していた
🐣「ぴよっぴよ」
♡(かっ…かわい…♡)
当の私もメロメロになっていた…
♡「って、いやいやいや私も着替えなきゃ…」
うちのクラスは4交代で
こいう感じに4グループに分かれて回していた
ちなみにフィリックスが②グループ
私が③グループなので
④の時間に一緒に回る予定だ
着替え室の方に行くため廊下を歩いているととクラスの女子の声が聞こえてきた
モブ「フィリックス君お願い!!③も回し役として出てほしいんだけど…!!」
🐣「え、なにかあったの??」
話し相手はフィリックスみたいだ。
モブ「うちのクラスもうすぐ売り上げ一位になるみたいなんだけど、隣のクラスのリノ君、チャンビニ君、チャニ君率いる筋肉喫茶も勢い凄いみたいで…」
モブ「今フィリックス君に抜けられたら困るのよ〜!!!」
そう言いながらクラスの女子は手を前に合わせてお願いした
🐣「良いよ〜!けど④は僕大事な予定あるから絶対③まででいいならだけどね!!」
モブ「ほんと!!ありがと〜たすかるっ!!!」
そう聞くとクラスの女子は「お直しお直しっ!!」と言ってフィリックスを引き連れて教室に入っていってしまった
残された私は嬉しくて内心大はしゃぎだった
♡(大事な予定って…!!!!嬉しすぎる///)
…
モブ「それじゃあお昼休憩も終わったことだし第③も盛り上げていこ〜!!!!」
③の活動が始まった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!