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第28話

ANTIーHERO
3,493
2021/06/02 03:59




セカイノオワリのANTIーHEROってドラコに合うくね、と思って作ってみました

ドラコに愛する女性がいたらのお話。


悪役のラブストーリーに合いますよね. .❤︎.*゜


知らない方は↓から聞いてみてください🙌


https://youtu.be/v9V5aByfeCM

〈Draco side〉



僕は正義になんてなる気はない。




他人の期待に応える気もないね。




みんな幸せになる世界なんてないんだ。




魔法省が決めたこと?家系が決めたこと?




僕の前じゃルールなんてボロボロの羊皮紙にすぎないさ。




僕は守りたいがいる。




邪魔するやつには容赦しないさ。



 「あなた。」




「なぁに?ドラコ。」




「いや、なんでもない。」




「僕が守ってやるからな。」


愛のためとか僕が決めたことを正当化するのはもう飽きた。





僕は悪者なのさ。





あなたを守るためにはなんだってしてやる。




『マルフォイの名に泥を塗るな』



『あの方のために捧げろ』



『俺様のためにあいつを殺せ』




大人たちは何が正しいのか説いてくるけど。




いざとなれば僕の決意がわかるはずさ。




いつだってあなたを掻っ攫って戦う準備は出来ている。



 「あなたは俺が悪いやつでも一緒にいてくれるか?」




「当たり前でしょ。私には貴方しかいないから。」




「貴方はヒーローじゃなくて良いんだよ。」



家を捨てたって家族を捨てたって良い。




僕は悪でいたいのさ。




皆に嫌われ恐怖されていたいのさ。




あなたを守る手段なんて選ばない。




ポッター あいつみたいな正義なんて大嫌いだ。




何の役にも立ちはしないだろう?





他の奴らからどう思われたって構わない。




君を自由にするためなら。







「ね、ドラコ。」




「ん?」




「何もかも捨ててさ、逃げちゃおっか。」




「私を攫ってくれる?」




「もちろん、何時でも何処へでも、お嬢様。」




「ふふ、これじゃ私たち悪者ね。」




「その方が都合がいいさ。」




「誰もいないところに連れ去ってしまおうか。」




「喜んで、私のVillain。」


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