第7話

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2020/11/01 18:14
その後部屋に案内された


亮平「緑の扉の隣」


わかった?と聞く阿部さん

それに頷く


亮平「そしたらご飯食べよっか」


とまた違う部屋を教えてもらう

しかし私はここのご飯を食べるわけにはいかない

簡単に言うとまだ信頼していないのだ

死ぬなら苦しみたくない

優しい人に脳みそを握りつぶされて

それから・・・


亮平「あなた」


「はい」


亮平「なんか思い詰めてたけど」


「既に解決済みです」


にっこりと笑顔をつくれば

それを鵜呑みにして歩き出す

ドアを開けると8人男の人がいた


亮平「これがフルメンバー」


幹部が9人ということなのだろうかと考えていたら


亮平「俺たちあんな大きい組織じゃないから」


そう言って佐久間さんと間を開けて座り

私を見た

そこに座れと汲み取り2人の間に座った


大介「随分素直に躾たね」


亮平「まあね」


私はひたすら顔をあげずに

ご飯にも手を付けずに皆さんの話だけを聞いていた


涼太「食欲ない?」


優しく聞いてきたから頷いておいた

宮舘さんは眉を下げて悲しそうに笑顔を作った


涼太「お腹すいたらいつでも言ってね」


「部屋に戻ります」


来た道をひたすら戻って

緑色の扉の隣に入って

部屋の隅で小さく座った

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