第6話

それを我が家で話したら〜Part 2〜
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2020/06/24 14:27
神戸 尊
神戸 尊
あのー陽花、ちょっと相談あるんだけど
東雲 陽花
東雲 陽花
ええ?なんですか神戸さん
神戸 尊
神戸 尊
あのさ、五日後暇?
東雲 陽花
東雲 陽花
わっかんないですね
神戸 尊
神戸 尊
あー……そのさ、米沢さんと杉下さんと陣川さんとその女子四人で温泉旅行に誘われたんだけど
東雲 陽花
東雲 陽花
え!すごいなぁ八人!!
神戸 尊
神戸 尊
で、暇かなぁって
そう、またまたお察しだろうか。ここは神戸宅。

陽花は神戸よりも後に帰ってきた。これはよくあることで、監察医をしている彼女にとって一番監察医を辞めたい理由になる。


が、監察医は仕事が面白い。それで金が貰えるならそれほど上手い話もないわけで。

つまり、陽花が有給を取ることはできる建前で、できないに等しい。

ですがこの東雲陽花、やるとなったらなんでもやる女でして。
東雲 陽花
東雲 陽花
わかった、そこまで言うなら神戸さん、有給とりますよ!大丈夫です、うちには私よりも優秀な監察医溢れるほどいるんで!
神戸 尊
神戸 尊
よかった、陽花がそう言ってくれて俺嬉しいよ。断られたらどしようか考えてたんだからな
東雲 陽花
東雲 陽花
またまたぁ
普段つっけんどんな態度丸出しな彼女が嬉しそうにする姿を見て、自分も嬉しい気分になった神戸であった。




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