かくして警視庁御一行は入浴という流れに……ん?
飛ばし過ぎだ?
きっとそういう気分だったんだ仕方ないだろう。私は悪くない。
まあ温泉の里という名前だけあって温泉は有名なのだ。
女将も中居も全力で推してくる。良いことだが。
残念ながら男子諸君(杉下右京除く)の切なる望みであった混浴ではなかった。
そして案の定部屋に行ったとき右京の姿はなく、すでに温泉に一人到着している状態だった。
全員が息を切らしたのは言うまでもない。
さて問題だ。
旅、旅館、温泉、混浴じゃない、でも隣合わせ。
このワードから連想される恒例行事は一体なんだ⁉︎
……覗き?
そう思っちゃったそこのあなたはもれなく現行犯逮捕と言いたいところですが、赤信号、みんなで渡れば怖くない。
そもそも赤信号渡るなんて横行しすぎて警察官も注意しないんじゃないんですか?
それに覗きでパクられるっていうのはなさそうだ。せいぜい民事起訴!
つまりなんだ。結論を言おう。
問題など、ないんじゃないかな。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。