第12話

温泉と聞けばロマンが生まれる。世の常。
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2020/12/13 10:56
神戸 尊
神戸 尊
はぁ……時間的に温泉、入浴が差し迫っていますね
小鳥遊 ノエル
小鳥遊 ノエル
本当だー
朱羽根 蒼良
朱羽根 蒼良
食事はこの後みたいだし……先にお風呂入っちゃいましょ
陣川 公平
陣川 公平
お風呂かぁ……
かくして警視庁御一行は入浴という流れに……ん?

飛ばし過ぎだ?

きっとそういう気分だったんだ仕方ないだろう。私は悪くない。

まあ温泉の里という名前だけあって温泉は有名なのだ。

女将も中居も全力で推してくる。良いことだが。

残念ながら男子諸君(杉下右京除く)の切なる望みであった混浴ではなかった。
米沢 守
米沢 守
温泉ですか……いや懐かしい気分になりますな。警視庁に入庁して以来、きたことなどありませんでしたからね
小鳥遊 ノエル
小鳥遊 ノエル
米沢さんその言い方やめよう、私がまるでいたわってないようだ
東雲 陽花
東雲 陽花
(事実なのでは……)
朱羽根 蒼良
朱羽根 蒼良
あれ、右京さんは……?
暗坂 凪沙
暗坂 凪沙
もうチェックイン済ませて部屋に行きましたよ、ついさっき……
神戸 尊
神戸 尊
早っ!
そして案の定部屋に行ったとき右京の姿はなく、すでに温泉に一人到着している状態だった。

全員が息を切らしたのは言うまでもない。


さて問題だ。

旅、旅館、温泉、混浴じゃない、でも隣合わせ。

このワードから連想される恒例行事は一体なんだ⁉︎

……覗き?

そう思っちゃったそこのあなたはもれなく現行犯逮捕と言いたいところですが、赤信号、みんなで渡れば怖くない。

そもそも赤信号渡るなんて横行しすぎて警察官も注意しないんじゃないんですか?

それに覗きでパクられるっていうのはなさそうだ。せいぜい民事起訴!

つまりなんだ。結論を言おう。


問題など、ないんじゃないかな。


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