第10話

Sal&Sug (3) ツウィ
7,827
2021/04/06 02:56
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ツウィ
ツウィ
起きてくださいあなた!!
あなた
……ん…
おはようツウィ
ツウィ
ツウィ
おはようございます!
今日はどこへ連れてってくれるんですか??



今はまだ朝の6時だ




当初の予定では9時に家を出る予定だった





こんなに早く起こされるとは思ってもなかったな…笑





あなた
そんなに焦らないで笑
ツウィ
ツウィ
楽しみなんです笑
あなた
とりあえず朝ごはん食べよ
ツウィ
ツウィ
あなたの作ったもの食べてみたいです!





そう言いながら俺の腹辺りに腕を回してきた




こんなに甘いのは一時的なものだと思ったが、




今日も続いてるとは……




彼女を後ろにひっつけたまま作り始めた





あなた
できたよ
ツウィ
ツウィ
わぁ…美味しそうな匂いが充満してますね!!







…前から思ってたんだが、





呼び捨てはするのに敬語は外さないのか?





違和感が拭えないな…
あなた
ツウィ?
ツウィ
ツウィ
どうしました?
あなた
なんで呼び捨てするのに敬語は外さんの?
ツウィ
ツウィ
……甘えたくなっちゃうから…



なんだそれは可愛すぎる。



敬語を外していない今でも甘々なのに




これ以上もあるのかと少し期待してしまっている





あなた
敬語、外してくれない?
ツウィ
ツウィ
え…いいの?
あなた
いいよ
ツウィ
ツウィ
やったぁ!





そう言って抱き着いてくる




持っていたスプーンを落としそうになりながら




ツウィを片腕で包み込む


とりあえず最初はデパートで普通に買い物して




その後ゲーセンで遊ぶ




お昼はどっかでサムゲタンとか食べて




もう一度見たいと言っていた「Everything」を見に行く




終わったらあるレストランを予約してあるから、




そこにゲストを待機させておき



タイミングを見て来てもらう



ツウィの驚く顔が楽しみだ











_デパート_
ツウィ
ツウィ
あなた〜、私あなたとペアリングしたい!
あなた
ん、いいよ




いつもよりテンションが高い



転けたりしないといいんだがな……



そう思った矢先に…





ガッ
ツウィ
ツウィ
あっ……!
荷台の足に突っかかったのだろうか




綺麗な放物線を描いているツウィ




急いで片手で抱き寄せる



あなた
あっぶね…
あなた
大丈夫?怪我してない?
ツウィ
ツウィ
大丈夫…です……///
あなた
ん、良かった笑
ツウィ
ツウィ
カァ……///
あなた
じゃあペアリング探しに行こうか



空いてる左手でツウィの右手をとる




また転ぶと危ないからな




ていうのは建前でただ繋ぎたいだけ笑





ツウィ
ツウィ
あなた、私これがいいな……//
まだ手を繋ぐことに慣れていないのか




顔を赤くしながら示した先には
あなた
おお、名入れリングか
ツウィ
ツウィ
どう…?
あなた
いいじゃん!俺もこういうのしてみたいと思ってた

少しテンションが上がったかな



だけどこういうのは俺も初めてだから



仕方ないところはあるだろう
ツウィ
ツウィ
やった!頼みに行こ〜



_ゲーセン_
ツウィ
ツウィ
あなたとプリクラ撮ったことない…
あなた
プリクラか……
ツウィ
ツウィ
ジーッ……


ああ、撮りたいんだな




そんなに見られたらさすがにわかる




けどちょっと意地悪してやろうと




俺の脳内小悪魔が囁いてるから




小悪魔にちょっと従ってみる


あなた
あ、俺あのクレーンゲームやりたいな
あなた
ちょっとあっち行かない?
ツウィ
ツウィ
…いいよ

少しシュンとして後ろをついてくる




申し訳ない気持ちもあるが




正直子犬みたいなツウィが最高に可愛い




こんなのバレたらドSだって怒られるかな




それもありかもしれない
あなた
じゃあ、次行こうか?
ツウィ
ツウィ
……うん
さすがに冗談のつもりだったが




本気に取られてしまっただろうか?




とても悲しそうな顔をさせてしまった




あなた
じゃ〜行こう
あなた
あ、ちょっと目つぶって
ツウィ
ツウィ
……?手離さないでね?
あなた
大丈夫大丈夫




わざと遠回りをして四角い箱の前まで足を運ぶ





銀色硬貨を4枚入れて俺のセンスで設定完了





バレないようにゆっくりとその箱の中に入って
あなた
目開けていいよ
ツウィ
ツウィ
ん…眩し
ツウィ
ツウィ
……!?
パシャッ
あなた
……プッ笑
多分、ツウィの気の抜けた顔が写っただろう




その隣で俺はガッツリキメ顔


ツウィ
ツウィ
怒るよ…?笑
あなた
怒らない怒らない
あなた
ほら、おいで?
腕を広げて待ち構える




その中にツウィが飛び込む




タイミング良くシャッター音




プリ機に応援された感じがした









*お昼はほんとにその辺で食べました*








_映画館_
ツウィ
ツウィ
何見るの〜?
あなた
ツウィが前から見たいって言ってた映画
ツウィ
ツウィ
なんだったっけ……
あなた
忘れちゃった?笑
ツウィ
ツウィ
うん笑
あなた
じゃあお楽しみだ
あなた
目つぶって
ツウィ
ツウィ
また〜?笑
あなた
じゃあ俺が手で隠してあげる
二人羽織みたいな形でツウィの目を隠す




手から熱を感じると思ったら




ツウィが真っ赤になっている


あなた
ツウィ真っ赤笑
ツウィ
ツウィ
あなた心臓に悪いよ…笑
あなた
歩くよ〜笑







席に着いて映画が始まる直前で手を離した
ツウィ
ツウィ
わ……これってEverything…?
あなた
そうそう……
ツウィ
ツウィ
確かに見たかったやつだ…ありがとう…!
あなた
どーいたしまして…








_レストラン_



ここにはツウィが絶対喜ぶゲストを呼んでる



ツウィはその人たちに気付いてないみたいだ。後ろにいるのに笑



ツウィの鈍感さにはむしろ感心してる




おかげで今のところかなり順調だ


あなた
ねぇツウィ?
ツウィ
ツウィ
あなた
もう1回さ、目つぶってくれない?
ツウィ
ツウィ
今日で3回目だよ?笑笑
あなた
お願い笑
ツウィ
ツウィ
次は何してくれるの?笑
そう言って素直に目を閉じるツウィ




その間にゲストの2人に




誕生日ケーキを持ってツウィの後ろに立ってもらう




ゲスト2人というのはここの店員の2人だ




今日はシフトがなかったらしいが、




この事を伝えたら臨時で入れてもらったらしい


ツウィ
ツウィ
もういい??
あなた
いいよ
ツウィ
ツウィ
ん…何も無いね?笑
あなた
もーすぐ分かるよ


Happy birthday to you~



Happy birthday to you~



Happy birthday dear Tzuyu~



Happy birthday to you~




おめでと〜!!!!!!
ツウィ
ツウィ
え…!?
サナ
サナ
ツウィや〜!おめでと〜!!
ミナ
ミナ
久しぶりやね笑おめでとう!
ツウィ
ツウィ
な、なんでサナオンニとミナオンニが…?
ミナ
ミナ
あなたくんからな〜連絡もらってん
サナ
サナ
ちょうどシフトも入っとらんくて、せっかくだから来たんよ!
あなた
他の6人は仕事が入ってたみたいだから呼べなかったけど……
ツウィ
ツウィ
……グスッ
あなた
え待って
泣かないで?
サナ
サナ
あ〜あなたくん、うちらのツウィ泣かせよったな!
ミナ
ミナ
許せへんなぁ〜?笑
あなた
これ俺悪くないよね……笑
ツウィ
ツウィ
グスッ…あなた……ありがとう……!!


そう言って俺の腕の中に収まる





公共の場ということもあり俺は戸惑ったが




まぁ誕生日だし……




2人もなんかにやにやしながら見てるし




いいかなと思って抱き締め返す




しばらく抱き締めあっていたら……
ミナ
ミナ
邪魔して悪いねんけど!
サナ
サナ
うちらにもツウィ貸してや〜!笑
あなた
あ、すいません笑笑
ミナ
ミナ
ツウィや〜おいで〜
ツウィ
ツウィ
久しぶりのミナオンニ〜!
サナ
サナ
サナもおんねんけど!笑
ツウィ
ツウィ
サナオンニ〜!





4人で3時間弱レストランで食べて遊んでもう19:00




ツウィは名残惜しそうだったが、




2人とも明日仕事が入っているらしいので解散することに
サナ
サナ
また今度遊び行こうなぁ〜
ミナ
ミナ
次は9人で会えたらええな!
ツウィ
ツウィ
そうだね〜……
ミナ
ミナ
じゃあ、またなぁ!
サナ
サナ
ばいばいツウィ〜!
ツウィ
ツウィ
ばいばい!
あなた
楽しかった??
ツウィ
ツウィ
最高だった…ありがとうあなたニコッ
あなた
喜んでもらえてよかった
あなた
あ、ツウィ
ツウィ
ツウィ
ん?
あなた
左手出して
ツウィ
ツウィ






スッ





ツウィ
ツウィ
これ……さっきの……?
あなた
ツウィ、俺と結婚してください
ツウィ
ツウィ
…ほん…とに……?グスッ
あなた
嘘でこんなことしないよ
ツウィ
ツウィ
よろしく……お願いします…///
ツウィの顔が泣いてるのか喜んでるのか照れてるのか分からない




けど幸せそうな顔だ




この顔を一生かけて守っていきたいな……




そう思ったら俺の胸にツウィが顔を埋めてきた





と同時に……



サナ
サナ
やー!プロポーズ!?
あなた
な、なんでいるんですか!?


さすがの俺も顔が変に歪んでしまった
ミナ
ミナ
サナがスマホ忘れたらしいから戻ってきてん
ミナ
ミナ
そしたらちょうどあなたくんが指輪はめててな
あなた
そんなとこから見てたんですか…笑笑
サナ
サナ
おめでとうやん!誕生日とこれで二重おめでとうやん!
ミナ
ミナ
何言ってんねん笑
邪魔しちゃ悪いやろ。!はよ行くで!
あなた
ミナさんは大人だなぁ……笑笑
あなた
さて…
あなた
ツウィ?
あなた
大丈夫?
ツウィ
ツウィ
……コクッグスッ
あなた
じゃあ、帰ろっか
ツウィ
ツウィ
あなた…おんぶ……して?
あなた
いいよ笑
背中にツウィを乗せて帰路に着く





後ろのプリンセスは寝てしまったのだろうか





規則的な呼吸が聞こえてくる





ツウィ
ツウィ
あなた……好き……
確信犯だろうか?




耳元で言われると余計に恥ずかしい笑




あなた
俺も好きだよ












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短編なのになんか長くなった気がします笑笑


ごめんなさい🙇‍♀️

プリ小説オーディオドラマ