最近私の彼女がおかしい。
前は朝一番に私の部屋に来てくれたのに
最近はサナオンニとかダヒョンオンニとかばっかり。
目合ってもすぐ逸らすし。
もう我慢なりません。
ダヒョンオンニと楽しそうに話してる彼女の部屋に手紙を置いて部屋に戻る
しばらくすればゆっくりと開くドア
そういえば大人しく隣に座る彼女
それでも少し距離を置かれる
下を向いて俯いている彼女の手を引いてこちらへ引き寄せる。
びっくりしたのか急に顔をあげるから少し動けば唇が当たる距離になった
言い過ぎた…?まだ言い足りないくらいなのに
下を俯いているオンニ
最初は興味なかったのに。いつの間にかこんな虜になってたんだな
自分でも驚くほどスラスラ言葉が出てくる。
なんだ、そんなことか。突き放すわけないのに
しょげているオンニがなんとも可愛くてムカッとして
1発デコピンを入れてやる。
今多分顔真っ赤だから見られたくない。
そう思ってオンニを私の腕の中に閉じこめる。
少し距離を空ければ頭にハテナを浮かべて見てくる
可愛いけどやっぱりムカッとして
短気だなぁ
また目を逸らす。
言ったそばから…ほんとに分かってんのかな
そう言って顔を赤くするからこっちまで火照ってきた気がする
そう言って上目遣いでちょっと睨んでくる
何その技可愛すぎるでしょ…
顔が赤いのを見られたくないから
ミナオンニを抱き寄せてオンニの首元に頭を預ける
戸惑いながらも私の背中に腕を回してくる
ほんと…何が不安だったの…
急なデレに耐えられない。
なんでこんな……ほんとに耐えらんない
顔を上げてミナオンニの顔を見つめる
オンニも顔が真っ赤になっていて…
愛しさが爆発してる。ほんとに。
気付いたら私はオンニにキスをしていた
軽いものでは無い。今までの寂しさを埋めるような深い深いもの。
肩を叩かれて唇を離せば真っ赤な顔
真っ赤な顔で頷く。
可愛すぎるんです。私の彼女は。
小さく頷いた彼女を押し倒せばもう私の手の中。
耳元でそう囁けば悔しいのか、反抗するように腕を首に回してくる。
耳元から聞こえてくる嬌声もこの白い肌も全部私のモノ。
耳元に口を近づけたと思ったら。
もう逃がしませんからね。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!