ドンッ
寝起きの頭回ってない状態の私に飛びついてきたのはうちのグループ随一の甘え上手サナ
危うく私ごと後ろに倒れちゃうところだった
そう聞いても答えないサナ
私より5センチくらい身長の低いサナは私の胸あたりに思いっきし顔面を押し付けている。
なんなら肋骨まで当たってる。割と痛い。
なんだよ。元気ないのかと思っちゃったじゃん
話していれば次第にぼやけていた視界と意識もはっきりしてきて
サナを正面から見た時にびっくりした
そう言ってサナの部屋に無理やり押し込む
ドアの向こうでギャーピー言ってるけど気にしない。あれは危ない。
どんな格好って?あの子、寝る時いつもブラつけないの。
それはまだ許せるじゃん?でもね、今日来てたあの服
ワイシャツなんだけど上から3番目までボタン全開なの……///
ドアの向こうから着替えたで〜と聞こえたから扉を開けるとまた飛びついてくる
そう言うといつもと同じように腕を組んで来る
と思っていたらいつまでたっても動かない。
そう言うと腕を私の肩にかけてくる
あまりの可愛さに朝から沸騰しそうなくらい顔が火照る
そう言っておんぶすると
はぁ……どうしてこんなに可愛いのもう
そう思いながらもお姫様抱っこすれば私の腕の上で軽くはしゃいでいる
私の首に腕を回せば急に近くなる距離
気付けば頬に唇の感触があった
ちょっと……かなり……いや本気で悔しいから仕返ししてやろう。
サナがひとしきり笑ったらお姫様抱っこをやめて向かい合わせになるように立たせる。
じっとサナの目を見つめて
その唇にキスを落とす
真っ赤に出来上がったサナを抱き締めて
服の背中側から手を忍び込ませる
さっきつけたであろうブラホックを外したところで手を止めて
耳元で一言。
そう言ってサナを解放すると急にペタンと座り込んでしまった
さすがに怖かったかな…と思って声をかける
そこまで言いかけると裾を引っ張って今度はしっかり口に深くしてきた
そう言って上目遣いでもう我慢できませんみたいな顔をする
下半身をよじらせているサナを見てちょっと興奮している私もいる
その後はご想像におまかせ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。