第33話

甘えたい期 サナ
7,776
2021/04/06 02:59




ドンッ







あなた
うぇっ……なに…?




寝起きの頭回ってない状態の私に飛びついてきたのはうちのグループ随一の甘え上手サナ









危うく私ごと後ろに倒れちゃうところだった






あなた
どうしたのサナ……




そう聞いても答えないサナ









私より5センチくらい身長の低いサナは私の胸あたりに思いっきし顔面を押し付けている。









なんなら肋骨まで当たってる。割と痛い。




あなた
サナ〜…ちょっと痛いよ〜……
サナ
サナ
おはよう!





なんだよ。元気ないのかと思っちゃったじゃん



あなた
おはよう…朝から元気だね
サナ
サナ
あなた!
サナ、甘えたい期かもしれへん!
あなた
……なに?
サナ
サナ
だーかーら!甘えたい期!
あなた
そんなのいつもじゃん





話していれば次第にぼやけていた視界と意識もはっきりしてきて









サナを正面から見た時にびっくりした





あなた
な…サナ!今すぐ着替えてきなさい!
サナ
サナ
なんで!?これあかん?
あなた
ダメ!危ない!色々!
サナ
サナ
どこがやねん!
あなた
いいから早く!




そう言ってサナの部屋に無理やり押し込む









ドアの向こうでギャーピー言ってるけど気にしない。あれは危ない。









どんな格好って?あの子、寝る時いつもブラつけないの。









それはまだ許せるじゃん?でもね、今日来てたあの服









ワイシャツなんだけど上から3番目までボタン全開なの……///









ドアの向こうから着替えたで〜と聞こえたから扉を開けるとまた飛びついてくる





サナ
サナ
これならええやろ〜
あなた
うーん……まぁ…
サナ
サナ
なんやその反応!怒るで!
あなた
もう怒ってらっしゃる笑
サナ
サナ
うっさいうっさい!はよリビング行くで!
あなた
はいはい笑





そう言うといつもと同じように腕を組んで来る









と思っていたらいつまでたっても動かない。




あなた
どうしたの?
サナ
サナ
……だっこ。




そう言うと腕を私の肩にかけてくる









あまりの可愛さに朝から沸騰しそうなくらい顔が火照る





あなた
確かに甘えたい期だわ…


そう言っておんぶすると


サナ
サナ
おんぶ嫌や〜!抱っこ!
あなた
抱っこって?
サナ
サナ
お姫様抱っこがええ!




はぁ……どうしてこんなに可愛いのもう









そう思いながらもお姫様抱っこすれば私の腕の上で軽くはしゃいでいる









私の首に腕を回せば急に近くなる距離









気付けば頬に唇の感触があった





あなた
なっ……///
サナ
サナ
いひひ
顔真っ赤やであなた!
あなた
……そんなことするんやったら下ろすで?
サナ
サナ
でもちょっと嬉しいんやろ?
あなた
……





ちょっと……かなり……いや本気で悔しいから仕返ししてやろう。









サナがひとしきり笑ったらお姫様抱っこをやめて向かい合わせになるように立たせる。




サナ
サナ
?どしたん?




じっとサナの目を見つめて









その唇にキスを落とす









真っ赤に出来上がったサナを抱き締めて









服の背中側から手を忍び込ませる









さっきつけたであろうブラホックを外したところで手を止めて









耳元で一言。




あなた
…次はこれじゃ済まないからね



そう言ってサナを解放すると急にペタンと座り込んでしまった









さすがに怖かったかな…と思って声をかける




あなた
え…ごめん。やり過ぎたね、大丈夫?
サナ
サナ
…力入らへん……
あなた
嘘、ごめんね?もうしないから許して…




そこまで言いかけると裾を引っ張って今度はしっかり口に深くしてきた







サナ
サナ
次はこれじゃ済まないんやろ…?




そう言って上目遣いでもう我慢できませんみたいな顔をする









下半身をよじらせているサナを見てちょっと興奮している私もいる









あなた
…確信犯だね。悪い子。
あなた
お仕置きが必要だなこれは。











その後はご想像におまかせ









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