第11話

チングのオンニは私の彼女 ナヨン
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2021/04/06 02:56
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あなた
チェヨーン!
チェヨン
チェヨン
んー??
あなた
今日さ、放課後チェヨンの家行っていい??
チェヨン
チェヨン
またオンニ?笑笑
あなた
う…バレた?笑笑
チェヨン
チェヨン
分かるよ〜笑
チェヨンにはバレてるみたいだけど




私はチェヨンのオンニ、ナヨンさんの彼女




彼女になったというのに私は未だにナヨンさんと二人きりになったことがないんだよね…




というのも私が避けているからなんだけど




だって二人きりになったら緊張して話せなくなりそうだし…
チェヨン
チェヨン
でも放課後予定あるんだよな〜
あなた
ほんとですか……笑笑
チェヨン
チェヨン
ん〜〜
チェヨン
チェヨン
あ、そうだ
あなた1人でうちの家行きなよ!
あなた
え!??
チェヨン
チェヨン
オンニも二人きりになりたいとか言ってたしさ!
あなた
え、ほんと!?
チェヨン
チェヨン
うんうん!!
あなた
でも緊張しちゃうよ…
チェヨン
チェヨン
大丈夫だよオンニだもん
あなた
オンニだもんってどゆこと…笑笑
チェヨン
チェヨン
1回二人きりになるのも大事だよ?
あなた
う〜……頑張る!











チェヨンの家は金持ちで




ここ周辺では1番豪邸なんじゃないかってくらい




その上チェヨンの家族全員顔面偏差値高いし




ナヨンさん以外にも6人のお姉さんがいて、1人の妹さんがいるみたい



でも会ったことがあるのはナヨンさんとミナさんとツウィちゃんくらいかな



いつになってもピンポン押すのが緊張する笑






ピンポーン
ミナ
ミナ
は〜い
ミナ
ミナ
あ、あなたちゃんやん!
あなた
こんにちは!
ミナ
ミナ
ナヨンオンニやね〜
呼んでくるで、上がって待っててな!
あなた
はい!
なぜだか分からないけど、ミナさんとツウィちゃんも私とナヨンさんが付き合ってることを知ってる





世の中怖いね
ミナ
ミナ
ナヨンオンニ連れてきたで!
あなた
あ、ありがとうございます!
ナヨン
ナヨン
あなたちゃん、久しぶりね!
あなた
お久しぶりです!





最近は私がテスト期間だったこともあって若干2週間会っていない




私は寂しかったけどナヨンさんはどうなんだろう……
ナヨン
ナヨン
じゃあ、私の部屋行こうか
あなた
はい!







いつ来てもナヨンさんの部屋は可愛い



化粧道具が沢山あって、たまに借りることもある



なぜか口紅だけ比にならないほど多いけど笑
あなた
あの……ナヨンさん…
ナヨン
ナヨン
んー??
あなた
ギュー……してもいいですか!
ナヨン
ナヨン
あは笑
可愛いねあなたちゃん
ナヨン
ナヨン
いいよ!おいで
そう言って腕を広げてくれるナヨンさん




飛び込めば地獄の2週間を癒してくれる大好きな匂い




やっぱり好きだなぁって思っていると
ナヨン
ナヨン
ねぇ、あなた?
あなた
へ?
急に呼び捨てされて変な声が出てしまう




何やら真剣な表情でこちらを見つめるナヨンさん




何かあったのかな……




しばらく沈黙が続き私が耐えきれなくなり一言
あなた
ど、どうしたんですか……?
ナヨン
ナヨン
私達付き合ってるんだよね?
あなた
え、もちろんです
ナヨン
ナヨン
その、ナヨン"さん"って辞めない?
あなた
えーと……そしたらなんて呼べばいいですか…?
ナヨン
ナヨン
なんて呼んで欲しいと思う?


少し首を傾けてニコッとするナヨンさん




ドキドキしながら考えていると




徐々にナヨンさんの顔が近くなってることに気付く



少しでも顔を動かせば唇が当たってしまうほどに

あなた
な、ナヨンオンニ…ですか?
ナヨン
ナヨン
ん〜…ちょっと惜しいかな
あなた
……
ナヨン
ナヨン
分かんない?
そう言ってより距離を詰めてくるナヨンさん




友達でさえもこんなに距離が近くなったことは無いのに…




心臓の音、聞こえてないよね……?




そう思った瞬間耳元で
ナヨン
ナヨン
ナヨンって呼んで
あなた
ひゃっ…//
ナヨン
ナヨン
顔真っ赤だね笑
熱でもあるの??

私が耳元弱いことを知ってるのかな?




ちょっと悔しい…//



そう俯いていると
ナヨン
ナヨン
あなた?だ、大丈夫?
少し焦りながら心配してくれるナヨンさん




あいや、ナヨン




いちいちドキドキしちゃってキリがない…笑




私もちょっと反撃しちゃおうかななんて思って




そのまま唇を重ねてみる




多分今顔真っ赤だろうなぁ…
ナヨン
ナヨン
……!?
あなた
私も…子供じゃないんだよ…?
ナヨン
ナヨン
それって誘われてるってことでいいの?
あなた
……へ?



視界がぐらついて




気がつけばナヨンが私に覆いかぶさってる




あなた
なに…んっ……//
喋る間もなく唇を奪われる




あれ、ナヨンってこんなに……



ナヨン
ナヨン
今、私の事Sって思ったでしょ
あなた
そんなこと思ってない…かも…
ナヨン
ナヨン
かも?


ニヤリと笑ったその瞬間に




チェヨン……だろうか




コンコンコン
チェヨン
チェヨン
ナヨンオンニ〜?
ナヨン
ナヨン
…んー?
チェヨン
チェヨン
ちょっと手伝って欲しいことあるんだけど今大丈夫〜?
ナヨン
ナヨン
あ〜…ちょっと待ってて〜
チェヨン
チェヨン
下で待ってるね〜





危なかった……



もしそのままだったら……




いやいや!良かったんだよ!ありがとうチェヨン!!




そう思っていると






チュッ





あなた
.....?!
ナヨン
ナヨン
続きはまた今度、ね?
あなた
…はい…///



私ナヨンと付き合ってて




平穏な日々を暮らせるのかな……///









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