第33話

怖い話「逆探知」
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2021/08/01 10:00
最近、奇妙な電話がかかってくる。
プルルルルルルルルルッ
「…はぁ…まただ。…はい…もしもし」
「3日後、お前を殺す」
ツーツーツー…
「はあ…」
昨日は4日後だったのに…今日は3日になった。怖いよ…ストーカーなの!?殺人予告だよねこれ。後輩に相談しようと思ったけど、信じてもらえるかな。

部活の時、後輩のリナちゃんが話しかけてきた。
「アリサ先輩!今日も一緒に帰りましょうね!」
「あ…うん…そう、だね…!」
「どうしたんですか?最近顔色悪いですよ?」
「えっ、あ…ううん。なんでも…ないよ?」
「…それなら良かったです。それより先輩!最近よく電話がかかってきてますけど、誰なんですか?もしかして彼氏?」

「ううん…違う…。」
「まあたまた〜(^^♪先輩ってば照れ屋さんなんだからぁ〜!」

プルルル
まただ。
「あ!彼氏だ!」
リナちゃんは私の携帯をとって電話に出た。
「非通知電話になってるけど、まあいっか!もしもし〜?先輩の彼氏さんですか?私はアリサさんの後輩でして〜。…………先輩、なんで彼氏さん喋らないんですか?」
「…え?」
私はリナちゃんから携帯をとって耳に当てた。すると
「2日後、お前を殺す」
ツーツーツー…

「いやぁぁぁぁあ!」

私は耳をふさいで交番に急いだ。
「ちょっ…せんぱーーい!!」
そうだ!逆探知!逆探知だ!逆探知して貰えば、犯人が何処にいるか分かる。さっきリナちゃんがでたら、何も喋らなかった。でも私がでたら、喋った。ってことは、どこかで電話をかけた犯人は私達の様子を見ているって言うこと…?
交番に着いて警察達に今までの事を話した。
「わかりました。逆探知ですね。とりあえず、家にお帰りください。電話がかかった後、私達が逆探知して、どこからかかってきたのか、電話かけますので。」
「はい…わかりました。」
私は家に帰った。

「そして明日は絶対に学校は休んで家にいてください。」
「わかりました。」

次の日の夜。
プルルルッ
来たか。
「はい…もしもし。」
「今日、お前を殺す」
ツーツーツー…プルルルッ

「はい」
「永井さんっ!警察です!!はやくその家から出てください!逆探知をしたのですが、犯人は貴方の家の中にいます!!!」

「えっ!?」

その時、後ろのクローゼットがひとりでにあいた音がして…
白身(主)
白身(主)
大体昔書いた文章は喋り方がまじでうざい(?)

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